【JR四国の経営努力】
国鉄の経営破綻を引き継いでJR四国になり、その後様々な取り組みが行われたとのこと。
競合輸送機関の対応として、
①高速化
線形改良、電化、振子車両を導入
予讃線(松山ー高松)では、
■最高速度は
1990年には110km/h→120km/hへ
1993年には120km/h→130km/hへ
ちなみに新幹線は上越で240km/h
リニアは最高600km/h
■所要時間は松山ー高松間で
1987年は2時間51分
2019年は2時間30分
(32年間で21分短縮)
高速バスは約2時間50分
新幹線は松山ー高松間で
所要時間40分(予定)
②割引きっぷ
■運賃
特急自由席 5760円
特別企画乗車券(4枚回数)3360円
高速バス(4枚回数)3360円
トク割り導入で高速バスと同じ金額を設定
以上の結果から考えても
これまでの32年間、高速化、時間短縮、割引に努力されてきていますが、他県に行く交通手段として現在は高速バスと比べてもほぼ同じ状況です。
県外への輸送としての鉄道の機能が果たす役割がどこまであるのか、乗客減少の原因の一つになっていると思います。