そもそもJR四国はどのような経緯で発足したのでしょうか?
国鉄と呼ばれていたことを忘れてしまうくらい年月が経ちました。
まずはJR四国から、発足の経緯について説明がありました。
今から32年前の1987年、国鉄から分割民営化し、四国旅客鉄道株式会社が設立。
「日本国有鉄道改革法」により、国鉄の事業経営が破綻し、全国一元化的経営が困難になり、
新たな経営体制をつくり我が国の基幹的輸送機関として機能していくことが、
国民生活、国民経済の安定、向上を図る上で緊要な課題であり抜本的な改革について定められました。
法律の中で「経営の安定のための基金」を制定し、北海道、四国、九州の設立には基金を置き、その運用の収益で経営の費用に充てる。
ということが定められています。
もともと、赤字、負債を抱えて発足したJR。
そのため今でも赤字が続いている状況で経営されています。
時代が変わり、自動車、飛行機の利用が増えている中で、これからの鉄道の在り方も大きく変えていかなければならない時期になったということです。
発足から32年が経ち見直す段階に来て、JRについては日本全体の公共交通という広い視点で考えていく必要があります。