【塩出 崇議員(愛媛維新の会)】
1, 頻発する豪雨災害による河川の堤防決壊リスクに備えるために、どのように取り組んでいるのか。
→土木部長より、堤防の安全性を高めることは重要であり、平成28年から調査し、危険と判断した17件について集中的に取り組むようにしている。
2、県の障がい者雇用の現状はどうか。また、職場定着に向けた対応と今後の雇用方針はどうか。
→総務部長より、障がい者の雇用について採用の拡大を図り本庁や地方局へ新たに54人の採用を行ない、法定雇用率を達成している。相談窓口の設置や個別相談なども行っている。本庁のチャレンジオフィスでは外部就労支援でもサポートしており、さらに職員採用の拡大に努めている。
3、県内企業のAI・IoTなどのデジタル技術の活用促進に向けた取り組み状況はどうか。
→中村知事より、昨年8月からえひめAI・IoT推進コンソーシアム普及啓発セミナーなど開催、最新情報、ビッグデータ活用などの啓発を行い350人の参加があった。愛媛大学と協働しドローン活用、また5G活用の実証実験を行い新製品、新サービスの展開に向けて取り組んでいる。
4,外国人観光客の現状と今後のインバウンド増加に向けた方針はどうか。広島からの誘客、客船「ガンツウ」などの富裕層をターゲットにそこでしか得られない空間と時間を提供するなどのも一つの方策では。
→中村知事より、インバウンドによる宿泊が29%増と増えている。国別では台湾が3割、韓国、中国があとに続いている。定期路線の維持、広島県と連携した広域周遊、大型クルーズ船の活用などさらに取り組んでいく。
5、大学入学共通テストについて
(1)英語の民間資格・検定試験活用に向けて準備してきた受験生に対する説明やフォローはどうか。
→教育長より、県教委によると現場は困惑している。今後の大学入試に不安を感じている生徒もいる。高校では学年集会、保護者説明会、ホームルームなどでの説明を行っている。国の新たな英語試験へ向け生徒が安心できる受験ができるよう要望していく。
(2)国語・数学の記述式試験への対応はどうか。また、自己採点との誤差をどう考え、どのように対応するのか。
→各県立高校では教員研修を実施、正確な採点ができるように取り組んでいる。
6,教員の質を向上させるため、教育現場の環境改善や働き方改革にどのように取り組むのか。
→平成30年からの調査で教員の勤務に対して残業が月80時間を超える勤務は小学校で4割、中学校で7割、高校で3割という結果がある。教員の長時間勤務の対応はICT活用などを行い、ワークライフバランスの実現を目指して取り組んでいく。