海外視察報告②「オランダ・世界園芸センター」 | いしいともえ公式ブログ【衆議院・愛媛1区】

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元愛媛県議会議員・看護師・国民民主党新人いしいともえの想いや日々の活動をお届けしています。

【オランダ訪問報告】
〜世界園芸センター(ワールド・ホルティ・センター)〜

こちらは民間の財団法人が運営し教育機関と企業が連携し、世界最先端の情報が集まっている施設です。オープン時にはオランダ女王を招いて開かれたとか。

今回、愛媛大学大学院連合農学科から出向されオランダ留学中の戸田清太郎さんに案内頂き、その後意見交換させて頂きました。

センター内には愛媛大学高山教授が開発した世界初ともいえる植物の光合成がどのくらいできたかを測る「フォトセル」が展示され、戸田さんはこの装置の開拓に向けてセンターにオフィスをもち動いていました。

戸田さんの案内でセンターに展示されている企業ブースをみていきました。

ブースは次世代型農業に関連する製品、機械が置かれていますが、
基本的には
「ヒトの健康や環境に貢献し、持続可能な社会へと変えていく」ことがコンセプトになっています。

オランダ企業を調べていて驚いたのは
例えばプリバ社が定める目標では「植物と利益にとって最良な選択を作物自身に決めさせること。」と掲げ

また多くの企業が生育や病害リスク、水分摂取、光合成などを先端技術で測りながら

「栽培業者が植物と対話することが可能になるように」という考え方で研究されている点が非常に素晴らしいと思いました。

展示ブースは安全で安定した栽培のための、農薬を使わず「天敵昆虫」を利用した栽培用製品、人工の土、花粉を集める蜜蜂の販売、

効率的に作業ができるための自動収穫装置、湿度を調整するスプリンクラー、
光合成に必要な「光のつぶ」を調整できる温室栽培、最先端ビニールハウスなどの展示がありました。

センター内には企業ブースのすぐ横に大学生が研究できる施設があり、密に連携が取れるよう環境が整えられていました。

ここで研究した学生がすぐに企業で活躍できるような就労支援についてもサポートされています。

日本の学生が第一産業に関心をもち、企業と連携しながらこれからの「未来の食の在り方」をイメージしながら追求していくことができる場所は非常に重要なことであり、

愛媛県で開発された技術がこのオランダの地で発信されていることを知ることができたことは大きな収穫で、
実際にオランダで活躍している戸田さんとの出会いは本当に貴重な出会いでした。
ご縁を頂き感謝しています。

明日は行政機関への視察になります。
より具体的な取り組みをみていきたいと思います。

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