【オランダ訪問事前情報】
無事オランダに到着しました。
日本では朝5時半ごろだと思いますが、今はオランダは夜の9時半です。
松山空港を出発してから、ホテルまで約21時間がかりました✈️
明日からオランダ農業事業をみに行きます。
その前に視察先の情報をお知らせします。
オランダの面積は日本の約9分の1、九州と同じくらいの大きさで、人口は1718万人。
面積も人口も日本に比べて小さい国ではありますが、
農業大国世界一を誇り、巨大市場、ICTを駆使した効率的な流通システムをつくり、
さらに健康、環境に配慮した最先端農業が行われている国です。
世界中から見学者が訪れ、日本でも各都道府県の自治体が多く視察に行き
東京の太田市場がアールスメール花市場の管理システムを導入しているとのこと。
これからの愛媛県の経済発展を考えるにあたり、
今後の農業政策に生かしていきたいと思っています。
主な訪問先の紹介です。
①世界最大の花市場『アールスメール花市場』
総面積は130万m2(サッカー場220個分もの広さ)
約4500団体が加盟し、労働者は約3200人。
売上高は約5600億円。
年間1250億本の花を取引しています。
この花市場の特徴は「コールドチェーン」といわれる出荷から一貫して低温で流通する仕組みで品質を維持管理。
花は温度によって品質が左右されやすく、管理が難しいとされていますが、効率的な流通システムを導入されています。
また、オークションルームは全14カ所、50台のclockがあり、せり下げ方式を採用。
徹底した品質管理と迅速な入札で商品ロスを防いでいる様子をみていきます。
②世界園芸センター(ワールドホルティセンター)
教育機関と展示企業が連携して技術、製品開発に取り組んでいます。
中等職業学校、企業の展示、試験場が併設。1250名の生徒が農業全般、農業経済、技術について学んでいます。
企業の展示は70社が入っていて、種から収穫まで見学できるフロアもあります。
ここでは教育機関と企業の在り方についてみていきたいと思います。
③トマトワールド
トマトに特化し、生産技術の情報発信の場所として、見学者用ゲストルームは常に約80種のトマトを扱い、最新の栽培技術、環境制御システム、エネルギーシステムについて紹介しています。
愛媛県の柑橘において、柑橘栽培技術の情報発信を行いながら、栽培技術の向上や人材育成ができる仕組みをどうするのか、みていきたいと思います。
そのほか、
④2017年に省庁再編され設置され、農業の国際競争力を強めている『オランダ農業・自然・食品品質省』訪問
⑤病原菌リスクを極力減らして栽培しているパプリカ生産の園芸農業施設
なども最先端農業の研究所、施設を訪問します。
明日は5時起床、6時30分ホテル出発し、花市場に行きます。
とりあえず、今日はこれから寝て、明日に備えます。
しっかりみていきたいと思います👍
(写真は日本を出国する時のものです。顔認証でパスし、スムーズな出国でした⭐︎)