今日の午後は、すっかり元気になった乳がん部分切除の女性と、まぁべらべらおしゃべりした。
これじゃまるで、お茶飲みのようだよ。
二人で談話室で、病院で出されるほうじ茶を飲んでいると、前に話した事のある83歳のおばあさんが、断りなく同じテーブルに着いた。
自動的に3人で話す事になるよね。
前の時に感じた違和感の正体が、はっきりした。
このおばあさんは話す事が、大なり小なり全部自慢話なんだ。
例えば、自分の家の回りも、親である同じ世代のお年寄りが施設に入るという話題では、
「私の家の下に貸している歯医者のオーナーは〜」
歳を取ると、確定申告が面倒臭いの話題では
「もう面倒臭いから、税理士に丸投げするの。いくら掛かってもいいの」
年末の大掃除が待っているの話題では
「各部屋にルンバがあるの。でも、ルンバって隅は綺麗にしてくれないのね。広い部屋だから面倒なの」
若い頃、旅行に行ったの話題では
「数え切れないほど、いろんな国に行ったわ!トルコ、フランス、ギリシャ、ロシア、スペイン、後は忘れちゃったわ。向こうでは観光バスを借り切ってね」
嫁として、葬式が面倒だったの話題では、
「姑の葬式の時は、300人から500人来たから、捌くのが大変だった。名家の嫁はしんどい」etc…
最後の方では、言う事全てが鼻について、ムカムカして、マウント取りと言うのか、人を下に見ると言うのか、
「私は、病気ではないの。そりゃ手術とか重篤な病人じゃここは(入院している病院)必要らしいでしょうけどね」
このおばあさんは、便が出ないとかで、2週間前に入院して、下剤を飲んで、うんこが出るのを待っているとの事だったけれど、どこか自慢気で、
「年末には、嫁には来る事ない!って言ってるの。いくら来たがっても役に立たないしさ」
もうお腹いっぱいだよ〜!自慢話のさ。
這々の体で、部屋に戻って来て、手術した彼女と「ここで話そうね」で話がまとまった。
あら!またボヤいてしまったわ!
昼ごはんは、つけ麺。


