僕はてんかん持ちです。
発症して以来31年もの間、いろいろな辛い経験もしてきました。
脳外科手術も受けて、やっとここまでやってこれました。
それでも今でもなお、てんかんと闘っています。
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今日のニュース、これは直接てんかん発作が原因ではないです。
それでも、この容疑者の人、「風邪薬(市販?)を飲んだら眠くなった。」と言うんですよね。
つまり、風邪薬の副作用で眠くなったのでしょう。
それが原因で、3人もの罪の無い尊い命を奪ってしまったんですよ。
僕達てんかん持ちの方が、通常ほぼ毎日飲み続けている抗てんかん薬、いろいろな種類もありますが、
大半の薬の副作用に、「眠気、傾眠、ふらつき」のようなものがあります。
抗てんかん薬って、「脳の興奮状態を抑えるために飲む薬。」ですよね?
今回の原因になった風邪薬(感冒薬)なんかより、はるかに強い薬を飲んでいるわけです。
ですから、「てんかん発作が出なくても、抗てんかん薬を飲んでいる状態で運転すること」がいかに危険な行為であるかわかりますよね?
僕は、改めてここで抗てんかん薬を飲んだ上で運転してる方に、もう一度よく考えて欲しいと思います。
運転中に発作が出ればもちろん危険ですが、発作は出なくとも、抗てんかん薬を飲み続けているだけでも運転は危険です。
ぜひ、このニュースの内容も読んだ上で、今後の運転のこと、よく考えて欲しいと思いますよ。
ニュース「首都高3人死亡 逮捕のトラック運転手「風邪薬飲んで運転」
ご参考までにですが。