僕はてんかん持ちです。
てんかんの治療の基本は「薬物治療」です。
そのてんかん治療のために、定期的に通院されていると思いますが、今はどの病院でも「完全予約制」で、しかもそうでありながら、
予約日時に通院しても、診察まで1時間以上も待たされる・・なんてほぼ当たり前のことです。。
それでいざ診察・・と言っても、5分で終わり・・
症状に変化が無いとか、発作も出なかった、となれば、
「じゃあ、前回と同じ薬を処方しておきます。」で終わりなんて、よくあるでしょうね。
終わった後で、
「あっ、あのこと話すの忘れた。」とか、「相談するの忘れた。。」
こんなことよくあることではありませんか??
これほど、てんかんと闘っている患者数も多いんです。
待ってる時間に、イライライライラして、いざ自分の順番なのに言いたいことも言えず・・
これでいいんですか??
そうイライラするだけでなく、その5分をより有意義な時間にしたらと思いませんか??
そのためには、前もって、ノートとかにメモしておいて、主治医の先生にそれを見せればいいんです。
主治医が求めている情報としては・・
①前回の診察以降に、発作があったか?無かったか?(いつ、何時ころ、どこで、どのくらいの時間続いたか。)
②発作のうち、意識を失ったもの、倒れたものについて状況を具体的に。
③体調の大きな変化があったこと、気になる状態。
④他に質問しておきたいこと、相談したいこと。(診断書が必要等も。)
こんなものです。
特にまず①、②でしょうね。
ただし、「この1か月間、発作が出なかった。」という程度で、「薬を見直す。」なんてことにはならないのが大半です。
その程度の期間で、薬を見直しを期待しても無理ですよ。(「減薬や断薬を期待して」でしょうが。)
薬の効果が出ていて、発作が出なかっただけ、ということも十分考えられますし、脳波が出ているなら、薬を減らしたり止めたりすれば、
逆に発作がひどくなることだってありますからね。
てんかんの治療って、短期間でいろいろ見直すものじゃないですから。(ただし、新たな薬を飲み始めた時の、薬疹(発疹)とか異常な変化の場合は、すぐに主治医に連絡して相談してくださいね。)
※実際、過去に、抗てんかん薬の服用開始時の処方の間違い等で死亡事故が起きた例もあるので
おおよそこの①~④のことを、前もって書いておいて、診察時間に、先生に見せながら話せば、それでも5分間をより有意義なものにできるはずですよ。(あ、どこの病院も5分かと言えば、違うかもしれませんが。。)
このノート、あるいはメモに書く内容だって、箇条書きでも殴り書きのようなものでもいいんです。
主治医の先生に、見せることで、言いたいことが伝わればいいんですから。
診察時間の短い時間を、僕はそうやって有意義に使ってきました。
これこそ、僕が、「自分で動くこと、自助努力で発作を減らす、軽くする。」という意味で使っている「自己防御」の最たるものかなと思いますよ。
ご参考までにですが。