僕はてんかん持ちです。
発症して以来約25年も経った今でも、てんかんと闘っています。
「平成」・・僕にとっても、激動の30年余りでした。
社会人になってすぐに、元号が「昭和」から「平成」に変わり・・
とても想像できないようなことばかりが起きましたね。。
仕事中に突然、意識を失って倒れたことから始まり、「てんかん」と診断されました。
その後、毎日のように発作の回数は増え、服用する抗てんかん薬も、診察のたびに増えていくも、全然発作が治まる気配すらない・・
まさに「暗黒の日々」でした。
毎日のように、横断歩道を歩行中に起こる身体硬直、目の前に見える車が身体に近づいているのに、避けることができないし、
「助けて!」と声を上げることもできない・・数十センチ横に車が止まるのが見えてたんですからね
あれほど怖さを感じながらの生活は・・本当に耐えられませんでしたね。。
毎日、それでも「仕事に行かなければ生活できない」・・その気持ちだけでした。
裕福な家庭じゃなかったですし、当時は障害年金を申請できるとは思ったことすらなかったですしね・・
本音を言えば、「仕事なんか早く辞めて、実家に帰りたい。。」でしたね。。
ところが、実の父親は、僕が「てんかん」になったことで、
「お前はもう、俺の子供じゃない」と、平然と言い放つようになり、「キチガイ」呼ばわりすらする始末でした。。
偏見差別の極致とも言うべき状況でした。。
信じられませんでしたが・・
それでも、毎日のように死ぬ思いをしていて、何度も自害しようと思いましたよ。。
幸い、「頭蓋内電極留置術」という、2回の手術で1セットの脳外科手術で、完全開頭で右前頭葉の細胞を一部切除したことで、
その「死ぬ思い」につながる身体硬直の発作だけは消失し、全体の発作の頻度も「毎日10回以上」から、「週に1、2回程度」になりました。
体調は発症前の80%程度まで回復し、発作が激減。。それゆえに、今も仕事を続けながら一人暮らしを続けられているのですが・・
手術の約1年後に、父親が逃げて行き両親は熟年離婚。
僕が父親に、「オレの手術がうまくいかず、仕事に戻れなかったら、離婚しなかったのか?」と聞いたら、
「そうだ。離婚はしていない。」でしたし・・
キチガイ呼ばわりも許せなくて、結局僕から絶縁。(僕は現在、父親の戸籍には入っていません。)
もうその後ずっと、会うこともなければ、電話等で連絡することもありません。
その、父親の戸籍から出るための手続きに、家庭裁判所に行き、手続きをしたこと、あれも屈辱的な出来事でしたよ。
手術後には、親友も、周りにいた親しかった数人も僕から逃げていきましたしね。
こんな屈辱的なことはありませんでしたし、今もこういう人間のことは許せないし、恨んでもいます。
「てんかん」じゃなければ、そういうことをしなかったと思われる人間ばかりですからね!
その後、十数年間ですが、もちろん温和で多くの優しい方に支えてもらいましたが、一方で、職場では何度もパワハラを受けるなど、
卑劣な人間に差別偏見で非常に辛い思いもさせられました。。
それでも「てんかん」になったことを恨む気持ちはありません。
「てんかん」だから逃げて行った、差別偏見したなんていう人間は、
結局その程度の人間でしかないし、卑劣で最低最悪の人間ですからね。
それでも、手術入院の時に知り合ったことをきっかけに付き合った、僕よりずっと重症なのに、いつも笑顔を忘れずにいた元カノ
この女性とは、どうにもならない事情ができて結婚には至らずでしたが、「永遠に切れない絆」のようなもので今もつながっていると思っていますし、向こうは結婚しながらも、たまに会うことやLINE等でやりとりもしてるほどです。
実際、付き合っていた当時、「自分達の繋がりは、一生切れることはないよ。」と言い合ってましたが、本当にそんな感じですしね。
「1のことを言えば10のことがお互いにわかる。」という間柄です。(大げさではないですよ。)
そんな元カノに、「てんかんを持っていながらも、笑顔を忘れず前向きに生きていくこと。」を教えられました。
そんな僕は、元カノに対して「同じ病気と闘っていく、その辛さを分かり合える『安心感』」を与えられてたんだろうと思うからです。
今も、同じてんかん持ちとして、リア友でいる人なので、大切にしなきゃと思ってますよ。
そして・・
このアメブロを始めて、僕のてんかん話をブログに書くようになって約4年ですが、ここで知り合ってやり取りしてきたブロ友さん達のこと、
本当にありがたく思ってますし、「大切な仲間」だと思っています。
去年、そのブロ友さんと、初めてオフ会という形で直接会いました。
一人ずつで2回でしたが、非常に有意義な時間を過ごせたと思ってます。「辛さの共有」もできましたしね。
令和になってからは、できれば早く3回目を開催したいなあ。
複数の方と一度に会うのは無理でしょうから、どなたかお会いできそうな方がいたら、そこへこちらから行きたいなあ。
そんなわけで・・
平成の間、僕の拙いブログを応援してくださったみなさんには、本当に感謝しています。
令和になってからも、この「しんちゃんブログ」をよろしくお願いいたします。
そして、みんなでてんかんと闘っていきましょうね。
「独りぼっち」じゃありませんよ!笑顔を忘れずに!