申し訳ございませんでした
今年に入って何度、
謝罪会見が行われただろうか。
今月も後を絶たない。
そんな中でも昨日の、
日本大学のアメフト部の、
監督とコーチの謝罪会見、
そして司会者を含めた模様を見ていて、
きっとこの人達は、
今までの人生で、
自分の「誤り」に気付き、
それを認めて「謝り」、
反省し改善点を探すような事を、
そこまでして来なかったんだろうなって思った。
それか若い頃はしてたけど、
年齢を重ね権力を持ち裸の王様になり、
もうそのやり方を忘れてしまったのかもって思った。
ちょうど昨日から、
放送作家でありコンサルタントの、
「野呂エイシロウ」氏の、
「なぜ一流の人は謝るのがうまいのか」
を読んでいた。
その中の一つのフレーズ、
”「謝罪」と「感謝」は同じ「謝」の字を使っています。
人と人との間の緊張を解くのに必要なコミュニケーション。
それが「感謝」であり、「謝罪」なのです。”
に深くうなずいてしまった。
たしかこの監督が就任してから、
30人近くの選手が退部や退学に追い込まれたと言う。
きっとこの監督とコーチは、
常に選手に緊張を促し感謝の気持ちもなく、
ただただ「勝ち」だけにこだわってたのかもしれない。
コミュニケーションは、
商品の郵送と似ていて、
包装してポストに入れて、
相手に届いた所で終了ではなく、
その中身に納得して満足して貰って、
初めて成立するんだと最近つくづく思う。
30代前半まで僕は、
謝る事にやっぱ抵抗があった。
自分は悪くない、
誤解した相手が悪い、
空気を読めなかった方が悪い。
ほぼそう片づけてた時期があった。
その結果定期的に周りと喧嘩してた。
でもそれを続けてると、
家族や相方との喧嘩に飽きてきた。
もう喧嘩したくない。
だから問題が起こった瞬間に、
まずは謝る事が時間もエネルギーも、
お互いのこれからの関係も、
大切に出来る最善の方法だと悟れた。
ただ心から反省もしてなかったり、
改善点を伝えずに謝っても、
火に油を注ぐことも分かったので、
上手に謝れる方法を少しずつ出来るようになった気がする。
これからは本の中にもあるように、
「うれしい謝罪」をもっと増やして行きたい。
「申し訳ございません。
予約がいっぱいでして…」
「申し訳ございません。
そちらは完売してまして…」
そんな風にして謝りながらも、
目の前の人へ感謝しているような、
ありがたい場面を沢山作って行きたい。
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【暗闇トリップvol.9】
会場の四隅に四組のアーティストが陣取る。
灯りは各アーティストの前に設置された4本のキャンドル計16本のみ。
その中で一曲ずつ生音をバトンタッチして行く。
その都度キャンドルライトが一本ずつ消える。
四週し終えた時そこは真っ暗闇。
[日時]7月29日(日)OPEN:12:00 / START:12:30
[場所]東京・代官山「晴れたら空に豆まいて」
[料金]3000円
[出演]玉城ちはる / カケラバンク
以心伝心
「インタビューさせて!」
仕事で関西に来ていた弘から、
そう依頼されたので4か月ぶりに会って来た。
お互いの中間地点だったので、
奈良駅を待ち合わせ場所にした。
奈良駅なんて約11年ぶり。
綺麗に様変わりしていた。
予定の時刻まで、
本屋で立ち読みしてた。
そして遅刻してきた弘と、
スタジオに入って改めて相方に、
幼少期の家庭環境の話、
ギターを始めた大学生の頃の話、
大学卒業後のニートの頃の話、
カケラバンクを結成する前と、
その後の話をした。
そして、
スタジオの予約時間をオーバーしたので、
場所を駅前のロータリーに変えて、
上京した後のプロの頃の話、
京都に戻ってからの4年間の話、
そしてこれからしたい事を聞かれた。
たまに直球の質問を投げてくるから、
何度も言葉を詰まらせた。
「なんでカケラバンクを結成しようと思ったん?」
「カケラバンクをこれからどうしたい?」
どこかのインタビュアーに聞かれるのと違って、
カケラバンク当の本人から聞かれると、
全く自分の事を知らない人に答えるのとは訳が違った。
色んな事を分かり合ってるから、
ハッとする答え方をしようとして、
言葉を詰まらせたんだと思う。
結果上の2つの質問に対して俺は、
10秒ぐらい経ってから同じ答えを出してた。
「分からへん…」
でもその答えに弘は何となく、
「それ分かる」ような顔をしてくれてた。
弘と初めてリハーサルをした12年前、
何か1つの事を伝える度に「それどういう事?」
って言われていつも「はぁ?」ってなってた。
「いやいや!これぐらい分かるでしょ」
って事が全然伝わらなかった。
どんな言葉を使って、
どう伝えていいのか分からず、
いつも苛立ったり絶句してたりした。
「相手の言ってる”分からない”って気持ちが”分からない”」関係だった。
その状態が数年続いていたのを今でも覚えてる。
でも結成してここまで11年続いて来たから、
結果論としてこういう答えを導き出した。
「分からない事が、
やっぱ好きなんやと思う。
他人の事もそやし未来の事もそやけど、
分からない事に出会うと分かりたくなるから、
分かるまで続けたくなるのかも」
そんな自分の気持ちが昨日分かった。
って事を話してたら、
あっという間に3時間も経っていた。
お互い終電間近だったので、
「ほな」
ってだけ言って別れた。
次会うのは2ヶ月後なのに、
すごく素っ気なかった。
前回のブログ に書いたプロジェクトも、
ちゃんと話せなかったけど、
もう11年前と違って、
相手の何が「分からないかが分かる」ようになったから、
今年2人で新たに踏み出して行くやろうなって確信してた。
肌寒い駅のホームで、
1人で急行を待っていた時、
3時間前本屋で読んでいた禅の本にあった、
「以心伝心」って言葉を思い出した。
「言葉によらずに互いの心から心に伝える事。」
カケラバンクは10年以上かけて、
今こうして強い絆を結べてる。
だから、
これからはこれまで出会った、
1人1人ともっと深く関わって行きたいって思った。
1人1人の心の中にもっと入って行きたい。
その為に音楽をもっと使って行きたい。
誰かが求めてくれる限り。
PS:このインタビューの模様を後日弘が、
You TubeにUPしてくれるみたいなのでお楽しみに!
※上記写真:櫻井幹也(奈良市)
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【暗闇トリップvol.9】
会場の四隅に四組のアーティストが陣取る。
灯りは各アーティストの前に設置された4本のキャンドル計16本のみ。
その中で一曲ずつ生音をバトンタッチして行く。
その都度キャンドルライトが一本ずつ消える。
四週し終えた時そこは真っ暗闇。
[日時]7月29日(日)OPEN:12:00 / START:12:30
[場所]東京・代官山「晴れたら空に豆まいて」
[料金]3000円
[出演]玉城ちはる / カケラバンク
100万曲を作りたい
「1万円選書って知ってる?」
いきなり弘から連絡が来た。
「知らんわぁ」
そう言うと、
「これ見てみて!」
と一つの動画のアドレスが送られて来た。
1時間以上あったその動画を見た時、
僕らと同じような想いで作品を届けようと、
試行錯誤している同志の方が、
こうして今話題になっている事が、
素直に嬉しくて心がなめらかになった。
北海道の砂川市にある「いわた書店」。
そこの店主「岩田徹」さん。
その彼のトークライブだった。
その岩田さんが行っている事。
それは、
依頼者から1万円を頂き、
その人にカルテとして、
「今まで読んだ本ベスト20」
「最近気になったニュース」
「これまでの人生で嬉しかった事」
「これまでの人生で苦しかった事」
「幸せとは何か」
をお答えいただき、
その人に合った本を数冊選び、
お手紙と共に郵送するという事。
先輩に頼まれて始めた事が、
口コミで広がっていき、
いまや3日間で3000人の方から、
依頼をされる盛況ぶり。
「1人1人のお客さんの顔を思い浮かべて」
それをテーマに、
いわば「本のコンシェルジュ」としてビジネスにされている。
マーケティング理論では、
「ワントゥワン・マーケティング」、
と言うこの手法は、
長年の経験ととてつもない読書量と、
1人1人にじっくり向き合う事が試される為、
他の本屋さんに「出来ないよ!」って言われたという。
そう、
AIにも大型書店のアルバイト店員にも尚更出来ない事。
それが田舎の小さな本屋が出来る、
これからの大きな強みだとおっしゃっていた。
都会のような集客も出来ないし、
沢山の本を取りそろえられる訳でもない。
一昔前の常識だと、
ハンディキャップとされていた事が、
いまやアドバンテージになったとおっしゃっていた。
僕らカケラバンクと通ずる、
その人の事を知らない人を仲介させないで、
その人へ直接作品を通して交流をする。
僕らはその想いを結成前の、
ユニット名が決まってない頃から持っていた。
11年前の2007年、
「桜伊大学」なるものを設立し、
関西のライブに来られた方で、
テスト用紙風のアンケートに、
お答え頂いた方全員に、
写真撮影をさせて貰い、
次回似顔絵付きの学生証をプレゼントしていた。
その後上京し関東では、
「UTAYA」というレンタルショップを設立し、
無料でCDをレンタルしてもう為に、
ライブ後にご希望の方の写真撮影をし、
次回来られた時に似顔絵付き会員証をプレゼントしていた。
のべ約400人の顔を書いた。
お1人の写真に最低5分は向き合うので、
400人の顔を未だに覚えている。
そして2012年プロダクションを辞めてからは、
CDも自主制作でライブ会場で手売りを続けた。
でも思った以上に沢山の方に届けられなかった。
去年リリースしたCDも予想以上に反響はなかった。
本屋は一日に一軒潰れていると言う。
それと同様CDショップも軒並み消えて行ってる。
歌は必要なくなってるのか?
そうは思わなかった。
だから今年に入って、
今までのミュージシャン人生で、
嬉しかった瞬間を思い出してた。
それは、
誰かの涙や笑顔を見れた時、
その方から何度も「ありがとう」って言われた時だった。
妹の結婚式当日に向けて作った「この日の為に」、
カケラバンクの関係者の方の結婚式当日に向けて作った「腕枕」、
ファンの女の子の結婚式当日に向けて作った「プロポーズ」、
映像作家の番組のテーマソングとして作った「勝利の女神」、
生まれた娘がいつか聞く日が来ると思って作った「君がいるなら」、
活動休止前最後のライブで相方に向けて初めて作った「水色の向こうへ」、
大学時代の友達の結婚式当日に向けて作った「水を得た魚」、
これらはたった一人の為に作った。
だから作られた方に一生の宝物にして貰えてる。
作った僕も一生の思い出になってる。
売れているプロの真似をして、
今の自分の想いを歌詞とメロディにして、
作品を作って不特定多数の方に買って貰うのは、
もう時代錯誤なんだと気付いた。
100万枚のCDが売れる事が、
音楽的成功だと言われてた時代があった。
けど僕は100万人1人1人に、
今の想いをうかがって、
100万曲を作りたいって思った。
だって学生の頃買った、
あのミリオンセラーのCDは、
もうほとんどが手元になくて、
中古屋さんに行った末、
今はもう何処にあるか分からない。
そんな扱いを作り手になった今、
僕はやっぱされたくないから。
大型CDショップはなくなっても、
そろそろ新しいプロジェクトを始めようと思う。
たった一人の為にマンツーマンで曲を作る。
たった一人の為のワンマンライブをする。
それを早く形にしたい。
プロジェクトとして、
もう少し形になるまで、
どうか皆さん待っててくださいね。
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【暗闇トリップvol.9】
会場の四隅に四組のアーティストが陣取る。
灯りは各アーティストの前に設置された4本のキャンドル計16本のみ。
その中で一曲ずつ生音をバトンタッチして行く。
その都度キャンドルライトが一本ずつ消える。
四週し終えた時そこは真っ暗闇。
[日時]7月29日(日)OPEN:12:00 / START:12:30
[場所]東京・代官山「晴れたら空に豆まいて」
[料金]3000円
[出演]玉城ちはる / カケラバンク




