名古屋城金鯱特別展と千田先生講演会 | おおとり駆の城日記

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子供の頃からお城好き 今までに巡ったお城の感想 その他どうでもいい趣味のことなどあれこれ綴っていきます

以前私のブログでもご紹介しましたが、現在名古屋城の金鯱は16年ぶりに地上に降ろされ、展示されています。


この特別展覧会を記念して、監修者である千田嘉博先生の講演会が名古屋市東区の東海テレビ・テレピアホールで行われました。

テーマは「金シャチと名古屋城」

講演前に千田先生がホールに姿を現したので、みなさん大騒ぎ。
あっという間に長蛇の列ができて、撮影会が始まりました。
千田先生はテレビで見る通り、気さくで優しい先生で快く記念撮影に応じていました。女性のお城ファンが増えているのは千田先生の功績が大きいと思いますね。

講演中もちょっと空調が効きすぎていたようで、みなさん寒くないですか?寒い人手を挙げてください!と突然会場に声をかけた千田先生。するとやはり大勢の人が寒かったんですね。手がたくさんあがりました。即座に会場のスタッフに対応をお願いする千田先生。さすがです。
こういった気配りが講演中にできる方は本当に少ないと思います。

一応有料の講演会でしたので、講演の内容は要旨のみお伝えしますが、
・築城家としての徳川家康は、信長・秀吉と比較してもっと評価されるべきこと・名古屋城はその家康の築城技術の最終到達点であること
・鯱のルーツは中国の「龍」がモデルであること
・石垣の積み方について、必ずしも重ね積の進化系が算木積とは限らないこと
などについて解説されました。

質疑応答も含めて、2時間と長丁場の講演でしたが、あっという間に時間がすぎてしまいました。

さて、その名古屋城の金シャチですが、4月は名古屋城内の二之丸広場で展示されていましたが、現在は栄のミツコシマエヒロバスで展示されています。(期間は7月10日まで)
間近で見ることはもちろん、なんと実際に金シャチに触ることもできるのです。
講演会のあった日とは別に私も金シャチに会いに行きました。

都会のど真ん中に金シャチが2体鎮座しています。
後ろには名古屋城天守ならぬ、名古屋テレビ塔がそびえ、これが実にアンマッチ。

向かって右が雄、左が雌のシャチです。
光沢があり、威厳を感じさせます。

近くで見るとこの迫力!細かい部分までしっかりと作りこみがされているのがわかります。

触ることができるのは右の雄のシャチのみです。
やはりシャチとはいえ、女性にお触りは色々問題があるのでしょう

触ることのできる場所も決まっています。や触った感触ですが、想像以上にツルツルで驚きます!

天守を下から見上げたときは屋根の上に載っているように見えますが、こうして前から見るとシャチが屋根の棟部分を咥えるように固定されているのがわかります。

千田先生の講演会と金シャチ展の入場券、そしてこの公式ガイドブックが付いてなんと1500円也!

金シャチに触ってパワーをもらえたような気がします。


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