先日、
守山区幸心(JR新守山駅)近辺を歴史散策。
以前にも散策したコースでもあります。
(下の地図を参照)
この辺りは、
1.北に庄内川、南に矢田川に挟まれた標高10メートル前後の低地。
2.昔から大きな水害事故が発生してきた。
3.水屋や輪中で身の廻りを守ってきた。
(ええとこ守山案内人の資料より転写)
宮地小祠
・幸心村の村道の南面に間口約2メートルのひっそりと建つ小さな祠です。
・左から馬頭観音、地蔵観音と聖観音2体が祀られている。
・地蔵菩薩の台石に明和8年(1771)の刻印があり。
・毎年1月24日に例祭が行われている。
天王社(宮地)
※宮地小祠のすぐ東に立つ
由緒等については???です。
天王社が祀ってあり・・・津島神社のお札を納めた小祠。
(集落ごとに祀ったお宮さんではと私は推察???)
八ヶ村用水由来碑
八ヶ村(川村・牛牧・大森外垣・大永寺・金屋坊・守山・幸心・瀬古)
この区域は、氾濫原でもあった。
👇付記
常雲寺(山号:松栄山、宗派:曹洞宗…禅宗・永平寺)
・本尊は地蔵菩薩。
・境内に青面金剛童子を本尊とする庚申堂がある。
(庚申堂の創建は、あまりにも古く不明)
・現在の建物は昭和55年に建て替えられる。
・幸心の地名の由来はこの堂の名によるといわれている。
左の建物が庚申堂です。
(青面金剛童子を本尊とする庚申堂です)
『見ざる・聞かざる・言わざる』の猿の像があり・・・赤矢印の部分
間黒神社
創建年 | 伝・1636年頃(江戸時代前期) |
旧社格・等級等 | 村社・十四等級 |
祭神 | 須佐之男命(すさのおのみこと) 多紀理姫命(たぎりひめのみこと) 多岐津姫命(たぎつひめのみこと) 市杵島姫命(いちししまひめのみこと) 大山祇命(おおやまつみのみこと) 天照大御神(あまてらすおおみかみ) |
・祭神は須佐之男命。
・口伝によると鎌倉時代の創建という。
・境内には、古川(神戸川)が流れが景観をつくる。
(注)
間黒神社については
善光寺街道(下街道)
・庶民の道として商人や善光寺参りの人に利用された道。
・建物等の面影はなしですが、道筋は往時のまま残る。
↓善光寺街道です
↓街道筋に天王社が祀ってありました…資料よりスキャン➡2~3年前に移転
水屋
水屋について(名古屋市守山区史跡散策路より)
・この地域は庄内川と矢田川に囲まれた「瀬古村輪中」といわれた低湿地帯で、
絶えず洪水にみまわれ、家屋敷が永く浸水することがあった。
・そこで高台から離れた地域の有力な家では、水害に対する自衛策として、
土を高く盛り、石垣を築き、食糧等を貯蔵して生活できる避難用建物を設けた
・このような建物を水屋と呼び、蔵式と住居式がある。
・水屋には連絡用の舟も備えられていた。
(付記)
としてブログしました。
こちらもご覧ください。
👇
守山区瀬古南(瀬古小北)にあります
清酒「東春酒造」の裏手(北側)にあります水屋(蔵式)
(追記)