![スライム](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/158.png)
![気づき](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/675.png)
![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/084.png)
浅野さん
浅野さんは、すっごく優しくて
誰からも好かれるおばぁちゃんです
私が入社したとき、制服がまだ届いてなくて
辞めた人のお古を来ていたんです。
胸に「戸田」という名前が縫ってあって、
利用者さんからは、間違えて『戸田さん』
と呼ばれていました。
ほんとはkonayukiさんなんだけどね。
見かねた浅野さんが「konayukiさん、戸田という名前、上から布で隠してあげるよ。」
と得意の手芸で布を付けてくれました。
なんて優しい方なんだろう…
とほっこりしたのを覚えています。
新人だった私を、いつも気にしてくれて
「がんばってるね!」と
声をかけてくださったり
他の利用者さんから怒られて
凹んでる時も「大丈夫。konayukiさんは
頑張っているよ。」と励ましてくれました
そんな浅野さんは、スタッフからは
もちろん、他の利用者さんからも
好かれ、浅野さんの
隣の席はいつも取り合いです
みんな、浅野さんの隣に
座りたいのです
なんで、浅野さんは皆から
好かれるんだろう??
と考えたことがあります。
浅野さんを観察していると
浅野さんは、どなたに対しても
平等に接し(障害で話せない人にも)、
その方のお話に傾聴し、
思いに寄り添って
「それは辛かったね。」「大変だったね。」と
同調していたのです。
これは介護士にとって、とても大切なこと!!
浅野さんは、介護士にとって
必要な振る舞いを自然にされていたのです。
日々、忙しい業務の中で
なかなかできることではないです。
だから、皆から好かれるのか~
と感心しました。
ご年齢も98才ということで
月子さんは浅野さんの事を
「ねぇさん!」と呼んでいました。
↓月野さんの話はここから。
月子さんも浅野さんのことが
大好きで、朝早く来所された時は
月子さんの車イスを浅野さんが押して
デイルームを少女のような笑顔で
散歩されてたな~
私は、浅野さんのように、
皆から信頼される介護士になりたい!
と思うようになりました
まずは、利用者さんのお話を
じっくり聞いて、その人の面にでていない
思いに気づけるように
ならなきゃな!と
そんな浅野さんですが入院されてしまい、
家族の意向により、施設に入所されて
しまいました
今まで、何度か入院はされていましたが、
「息子がリフォームしてくれた家だから
ここにいたい。」
「デイサービスの皆が優しくしてくれるから。」
と一人暮らしをしていました。
でも大事な大事なおばぁちゃん。
ご家族も、心配だったんでしょうね。
今回は入所という運びになりました
これまた、突然のお別れ
もう会えません。
感謝の言葉も言えないままです。
大好きな大好きな
浅野さん。
ほんとに今までありがとう!!
これからも元気に過ごしてね♪
この場を借りて