★月子さんの話★ | konayukiの毎日がほのぼの♪改め毎日がドタバタ!~身長139cmのアラフォーが介護の仕事をする話~

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ほのぼの生活を綴っていましたが、数年のブランクを経て、ほのぼの改め、介護職に就いたkonayukiの笑いあり、涙ありのドタバタの日々を綴っていこうと思います。
現在介護経験5年目の介護福祉士です。
時々、大好きな漫画のネタも綴っていけたら。と思います!

最近急に寒くなってきましたね無気力
周りでは寒暖差についていけず
体調を崩されている方が多いです煽り
皆さんも体調管理
しっかりしていきましょうグッ


今回は利用者さまのご紹介ですニコニコ

利用者さまの大御所

月子さん

月子さんは

約15年以上ご利用頂いてる、いわば

大御所さま



とても気品高く、作法に厳しい方です。

入社した新人は、必ず施設長と挨拶をします。

拘りが強い方でもあるので、決まった介護士しか介助させてもらえません。

特に、入浴は施設長しか介助させてもらえないので、施設長はお休みの日でも、月子さんが

風呂に入ると言えば、その為だけに

出社をしていました。

また、月子さんが嫌だなぁ…と感じたら

話してもらえなくなります笑い泣き


そんな月子さん。

厳しい方なので、新人だった私も最初はとても

緊張しながら対応していました。

拘りが多く

何度も怒られましたショボーン


そんなある日…


月子さんは、静かな場所を好まれるので、

レクが始まると騒がしいくなるので

脱衣室にひとりで行ってしまいます。

「いいの。ほっといて。」

と言われたのでレクの間は様子を見に行きませんでした。


それがダメでしたねガーン


月子さんの「ほっといて。」

「私にかまって。」という意味だったのです。

ほんとに放置されたことに月子さんは

激怒!!会社にクレームが入りました笑い泣き


利用者さんの「大丈夫」はほんとは

大丈夫じゃない。心の声に気づいて、思いを汲みとらなければいけないのに、新人の私は

それが出来ませんでした。


翌週、月子さんにお会いしたものの、

とても怒ってみえ、話してくれませんでした。

誠意を持って謝罪し、月子さんも

「はい。この話はおしまい!

がんばっていきましょ!」

と許してくださりました。


そんな厳しい月子さんは、自分にも

とても厳しくストイックでした。

左半身が動かなくても、ひとりで生活してみえるので、自分でできることは全てされてました。

すごいなぁーと感心させらたものです。


特定の介護士しか介助させてくれない

月子さんですが、3年を経てやっと

ベッド移乗、トイレ介助、その他もろもろ

させてくれるようになりましたニコニコ


月子さんは、とてもお花好きで、

会社の花壇にお花を植えてくださるのですが、

「その雑草ぬいてちょうだい。」

「これも抜いていいの?ビオラの芽が大きくなってきましたよ!かわいい!」

とか話ながら

花壇の手入れを一緒にするのが

とても楽しかったですガーベラガーベラ


とても厳しい方ですが、会社のことを誰よりも

心配してくださる月子さん。

私の作った作品を誰よりも

褒めてくださる月子さん…




半年前、急なお別れをしました。




沢山怒られたけど、それ以上に沢山のことを

教えてくれた月子さん。


月子さんが植えたガーベラが

今も元気に咲いています。

これからの介護人生で月子さんのことは

絶対に忘れません。



ありがとね。月子さん。