それはどんなときなのかってぇと
ものの見方が
ものの捉え方が変わった瞬間なんです。
それは思い込みからの開放とも呼べますし
ですので
当然のように私が変われば世界は変わるんですが
そんな前振りをしておきまして
そんな思い込みの根が強い
お金について書いていきます。
なぜならいまのお金の本質を知れば
そこから見えてくる世界がまったく変わるからです。
大げさに言えばお金の本質を見抜けば全人類がその強烈な思い込みから開放される歴史的な瞬間になるのではないのかと思うのですよ。
で
私のブログを真剣に読んでくださっている方の中には
コイツなにを書いてるのかよくわかんねぇけど
なんか本当のことを言ってそうな気がするぅぅぅぅ。(笑)
って
半ば唸りながらも、そのように感じている人も少なからずいると思うんです。
で
それをいまやっているわけです
映画マトリックスの話は、
いまのお金の本質について語られているという説もあるのですが
マトリックスの世界では、我々人類は生まれたときからコンピューターのようなものに接続されていて、そこから流されている情報が脳内で変換され作られた仮想空間(バーチャルリアリティ)を本物の現実世界だと思い込まされているってストーリーです。
その仮想空間で仕事をしてお金を得て生活をしていると思い込まされながら生きています。
その仮想現実から目覚めると言う話なんですけど
実際に我々も同じようにこのいまのお金(バーチャルマネー)というシステムによって見方によれば、少し強引な言い方になりますがバーチャルマネーに支配されている状態だとも言えるわけです。
本当は存在しないお金のために働いて、この世に価値を生み出し、その価値をお金で交換しつつも、その一方では地球の資源と我々の労力と時間とを削っているわけです。
まさに凌ぎ合いです。
つまり
変な言い方ですが
頭の中にそのようにプログラムされていて、それを基盤に行動させられている状態だとも言えます。
その本質的なキーとなる部分をこのブログで紹介しているのですが、そのシステムから目覚めようとしている人、あるいは本質を見抜いている人たちが、限りなく少数ではありますがこのブログを見に来ていて、そこで何かを感じ取っているはずです。
それに応えるべくこうして私はそこにエネルギーを使っているわけです。
さてさて
本題に入る前にとても大切なことを押さえておきます。
お金ってなんでしょう?
資産だって考え方もできますが
価値の交換
貯蔵の機能
価値の尺度
こういった考え方が一般的ではありますが
で
その資産って考え方なのですが
お金ははたして本当に資産となりうるのでしょうか?
その前にいまのお金の発行の仕組みを簡単に書きます。
※これについてはこのブログで何度も書いていますが目覚めには必要なプロセスなので何度も書いて書いて書きまくります。
それは信用創造とよばれていますけど
あなたが銀行に100万円を預けます。
その銀行は準備預金制度にのっとって
その預金準備率(ここでは1%として)その
1%を日銀に預け、つまり一万円ですね。
その残り99万円を他の誰かに貸すことができます。
で、借りたい人が現れたら仮にそのBさんはその銀行に口座を作り99万円と通帳に記載されるわけです。
ここで100万円の元本から99万円のお金がこの世に誕生しました。
これを繰り返していけば100万円から一億円までデータ上のお金を生み出す事ができます。
まさにバーチャルマネーです。
誰かの借金によってはじめてお金が増えていく仕組みなんですね。
で、借りる際には必ず利息が含まれますので
99万円借りたBさんは必ず99万円以上の価値を作るか、あるいは他の誰かからお金を集めなければならないのです。
この時点からみても、いまの金融システムを維持し続けるというのは必ず誰かが借金を作らざるおえないシステムということと、そのお金は実態のない電子情報としての数字が記載されているだけということです。
借金でお金が増えるということは
同時に
借りたときに生まれた金利を含むその借金を全額返済すると
その返済された金額は誰かの手に渡るのではなくそっくりこの世から消えてしまうので
永遠に借金をし続けなければならない謎のシステムなんですね。
永遠ですので、その負債はいま生まれていない人たちに先送りされていきます。
我々が資産だと思っているそのお金は
その通帳に記載されているその数字はただのデーターということです。
お金そのものに資産価値があるのではなく
価値あるものとを交換することができる機能を持ったものがお金ってことです。
で
我々の財布に入っているそのお金は誰かの借金が何らかの手段を通してその財布の中に収められています。
このようにいまのお金の本質は借金とお金が同時に増え続けなければならないわけで
そういった理由からも
この世のお金を分配しても誰の手にも残らないということにもなります。
我々は本当は存在しないお金のために
時間と労力を注ぎ込んでいたりします
借金をさせる=経済発展とも言えます。
日本に話を移すと
デフレを脱却するためにお金を増やしてお金の価値を落とし物の価値を高める、いわゆるインフレにしようって政策なので、国民のマネーストックを増やすには誰かが借金をしなくてはならないなめ、それを政府がやっているに過ぎないのです。
いまの信用創造では必ずこういった流れにならざるをおえないのです。
そこで税収を増やして政府の借金に当てようなんてうそぶいていますけど
この本質さえわかれば今やろうとしていることは政府は国民のお金を増やすために借金をして国民のマネーストックを増やし、お金を市場に流通させるのが狙いだったはずではす。
しかし、それもうまく機能しなかったために政府の借金は膨れ上がり、それをまた政府の借金を減らすために国民のマネーストックから税収で賄おうっていうよくわからないサイクルを繰り返すしかないんですね。
借金でお金は増えますが
借金を返せばそのお金は消えるので
それが
国民のマネーストックから消えていくということです。
ここでもう一つ指摘しておきたいのは
政府が借金をしてお金を増やしてお金の価値を落として物の価値を高めインフレにしようとしたのですが、なぜお金を増やしてもインフレにならなかったのかと言えば、そもそもお金と交換するだけの価値あるものが少なくなってきたということです。
新たな価値を生み出すクリエイターが必要だと書いてきましたが、その理由の一つはここにあります。
各家庭にはすでに程度の問題はあるものの、必要最低限のものは揃っていて、物がない時代に比べたら物に対する購買意欲そのものが低下しているということです。
これも物があふれるぐらい豊かな世界になったって証拠でしょう。
どこまで経済を回し続けなければならないのでしょうか?
限られた資源の中で
物がない時代は大量生産、大量消費を繰り返し、それに伴いお金はうまく循環しているように見えましたが、これだけ物が溢れてくるといよいよ資本主義そのものが、今一度問い直されるような時期を迎えているということです。
いまのお金の発行の仕組みでは立ち行かなくなってきているのです。
そこで
いまの借金で作られる(信用創造)
お金とは別の紙幣が必要になってきます。
ここで
このブログでも何度か紹介させていただいたフェア党の大西つねきさんの政府紙幣という発想に繋がります。
政府紙幣といえばジョン・F・ケネディとリンカーン大統領が思い浮かぶのですが、政府紙幣発行を掲げ政治を語る人物は日本ではこの大西つねきさんがはじめてだとばかり思っていました。
それは私の勉強不足でした。
過去に政府紙幣ではありませんが、その政策の本質は政府紙幣そのもので、見事にそれをやってのけ日本を立て直した人物がこの日本にいたという事実を知ったんです。
その人は歴代20代内閣総理大臣の
高橋是清さんです。
しかし
その高橋是清さんも2・26事件で暗殺されてしまいました。
これは果たして偶然でしょうか?
ひょっとすると調べていないだけで
いまの信用創造で作られているお金とは違うお金を生み出した人物が暗殺されたってケースは世界にはもっとたくさんいるのかもしれません。
そういった意味においてもここで書いてきたお金のお話は、かなりタブーな話ということです。
逆を言えば
政府紙幣の発行は金融資本家にとっては最も恐れている政策とも言えます。
我々にいまのお金の本質を見抜かれたくはないのです。
お金に絶対の価値があると
そう思い込ませることで利を得ている人たちがいるということです。
お金のことについて書いていますが
たんにお金そのものの表面的なことだけを訴えているのではありません。
我々は本当はどのように生きていきたいのか?
そういった根本的なこと
根幹的なことを問うているのです
これは哲学です
哲学こそが最強だと思っているのは、
問いこそが本質に迫る最高のツールになるってことを私は知っているからです。
そして高橋是清が何をしたかってことについてはまた改めて記事にしてみます。
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