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高橋是清は世界恐慌のとき世界で一番はじめに日本を不況から脱却させました。
高橋是清はどのような手を打ったのか?
⬇(クリック)
昨日の記事の続きになります
まずはコチラを読んでください。
このブログで何度も登場していただいている
大西つねきさんと白崎さんが【お金の本質】について対談をしている動画がコチラです
この動画の19分30秒あたりで高橋是清さんがやった政策についての話が始まります。
高橋是清さんは日銀国債直接引受をやりました。
これは禁じ手だと言われ続けています。
なぜでしょう?
高橋是清さんのこの政策は功を奏して日本をいち早く不況から脱却させました。
しかし、そこに目をつけたのが軍部でした。
その政策で流通したお金を軍部に回せということです。
もちろん高橋是清はそんなことをすればインフレになるといって反対しました。
しかし高橋是清は2・26事件で暗殺されてしまい世界は第二次世界大戦に突入しました。
ここで
日銀国債直接引受をかんたんに説明しておきます。
ただ大西さんと白崎さんの対談動画をご覧になってくださったほうが早いかもしれません。
日銀国債直接引受
要は政府が発行した国債を直接日銀が買い取るのです。
もうそのまんまですね(笑)
で、日銀は直接買い取った国債をそのまま国民のマネーストックに当てる。
ようは国民の持てるお金を増やしたんです。
この方法でお金を流通させたんです。
で、アベノミクスがやっているのは
日銀国債間接引受になります。
政府が発行した国際ではなく民間銀行が保有している国債を日銀が間接的に買い取り、それによって民間銀行が日銀に置いてある当座預金残高の額に比例して融資を行うことができるので、要は銀行が貸し出せる金額を増やしたってことです。
でも
これでは借り手がいなければお金は増えないため成立しません。
デフレの続く日本ではこのやり方では
やはりうまく機能しなかったんです。
いまの信用創造で創られるお金ではない
政府紙幣の発行ということと、高橋是清がやった日銀国債直接引受はほぼ一緒です。
政府紙幣=政府の国債と置き換えてもらってもかまいません。
ベーシック・インカムを成立させた前例が日本にはあるのです。
ベーシック・インカムについてはこのブログで何度も書いてきましたが
ベーシック・インカムとは
最低限の所得保証の一種です。
国民が生活する上で必要な最低限の金額を定期的に保証するって制度で
国民一人につき毎月7万円とか決めて国が国民に配るってことです。
ただしいま議論されているベーシック・インカムにも問題点があるのも事実なんですが、日本には対外純資産世界一というお金持ち国家という事実があるので、それが担保になるという意味では最も成立しやすい国であることは間違いありません。
※大西つねきさんはベーシック・インカムではなく黒字還付金と呼んでいます
そんなバラマキのようなことをしてインフレにならないかって話題が必ず上がりますが、いまの信用創造で創られるお金の問題点を指摘せずにそんなことを語る人は利権がらみに深く関わっている人たちが(マスコミ)さも深刻な問題になるってことを叫んでいるだけなので、それは政府の国債、あるいは政府紙幣の発行量でいかようにも調節できる話で、程度の問題になるのでそこは問題ではありません。
日本は世界一のお金持ち国家です。
320兆円の対外純資産を持っています、
これは外貨で貯まるので日本円では還元されないので先人を含む我々が時間と労力を使って稼いだお金はこのままでは返ってきません。
その対外純資産を担保として、世界で唯一ベーシック・インカムを成立させやすい国なんです。
日本が変われば必ず世界は変わります。
それにはまずは我々一人一人が今一度よく考えてみることです。
対外純資産で輸出を減らして輸入を増やすんです。
簡単に言えば他国の製品を対外純資産で買い、それを安価で国民に配り、日本はしばらく生産活動をやめて国民を休ませるべきです。
海外の製品を安く買うといっても、そんなには流通しないかもしれません。
その黒字を担保に何にお金を使えば良いかが重要です。
教育だったりフリーエネルギーの技術だったり食料だったりと日本に必要なことはたくさんあると思います。
で、きちんと経常収支を管理して対外純資産がどのようにして減っていくのかを見ていくってことですね。
その減り具合によって、はじめて金利を引き上げるなど引き締めなどをしてバランスを取り生産活動を再び稼働させれば良いと思います。
稼ぎ続けたのにも関わらずいちばん大切な労働者に還元されずにくたびれてしまった日本はこうして立て直すんです。
労働者ってのは消費者でもあり生産者です。
この勝者なき戦い(マネーゲーム)を終わらせ
子どもたちや若い世代の人に新しい価値観を生み出してもらいましょう。
それを可能にできるのは常に我々です。
なぜなら民主主義国家のトップは政治家を選ぶことができる我々が常に君臨しているからです。
変えられるのは政治家ではありません。
この政策を誰がやるのか?
誰にやらせたいのか?
誰に任せたいのか?
あるいは任せたくないのか?
その鍵は常に我々が握っているのです。
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