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クラニオセイクラルな日々-あたまをさわれば幸せになる

大阪市淀川区西中島かなや整骨院院長のブログ

ココロに効く、カラダに効く、クラニオセクラル・セラピー

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どうしても動く気にならないときってあるよね。受験生であれば「スランプ」の状態。コロナの後遺症と呼ばれる症状とか、若者が言う「風呂キャンセル界隈」なんかも、同じカテゴリーに含まれる。要は、自律神経のうち背側迷走神経系が優位になることで、心身にブレーキがかかった状態なのよ。

 

受験勉強中であれば、ものすごく勉強がはかどった後とか、暗記物を集中してやっているときなんかに、突然やる気のスイッチが切れてしまうことがある。これはね、決して意欲の問題じゃなくて、生理現象なのよ。もともとは、とてもかなわない敵に遭遇したときに「死んだふり」をして難を逃れようとするシステムだった。逃げることもできないし、戦うのも無理というときの窮余の策よ。

新型コロナは、人類が未経験の疾病だった。だから、少なくとも脳の反応としては、未知の怪獣が襲撃してきたときと同じになるのね。「これはとてもかなわない」と脳が判断して、死んだふりをしてやり過ごそうと心身にブレーキをかけた。それでね、コロナに罹って治った後も、そのまま“死んだふり”が続いているのが、いわゆるコロナ後遺症。人間は、一度防御のシステムが起動すると、必要以上に長期間、解除されなくなるの。ちょうど、腰に無理な力が加わってギックリ腰になり、その後も腰痛が続く、というのと同じ理屈。

 

キャパを超えた量の仕事をやっているときにも、このシステムは起動する。人間はイキモノで、イキモノの絶対命題は「生きること」なの。だから、「このままでは過労死するかもしれん」と脳が判断したときには、活動のスイッチを切って命を守る選択をする。それと同じように、脳がキャパを超えた量の情報に接したときにも、背側迷走神経系が優位になって活動のスイッチが切れる。情報の種類までは、脳には判別できないので、ずっとスマホで動画を見ていても、熱心に受験勉強をしていても、反応は似たようなものになるの。

 

具体的に、体はどういう変化をするか。おでこのあたりの骨を「前頭骨」という。解剖学的にはひとつの骨なんだけど、自律神経の働きによって、真ん中のところで折れ曲がると考えられている。ちょうど、おでこに文庫本のページを開いて乗せてるような感じね。背側迷走神経系が優位になる、つまりやる気のスイッチが切れたときには、前頭骨の中央が折れ曲がるという。つまり、おでこに乗せた文庫本の背表紙が脳を圧迫するような形。そのとき圧迫されるのが、脳の前頭前野、やる気の中枢よ。こうして、心身にブレーキがかかってしまう。

 

やる気が出ないときの応急手当はね、おでこを左右にごく軽い力でストレッチすること。約3分間。それから、酒でも飲んで寝てしまうのがいちばん。そうすれば、翌日はちゃんとリセットされているよ。あ、受験生は温かいココアにしておこうね。

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ちょっと前の話。「なんか雲の上を歩いてるみたいにふわふわする」という不思議な主訴のクライアントを拝見していた。おっとりした印象の方でね、話し方も穏やか。徐々に緊張は改善してきているのになかなか主訴が変化しないな、と思いながら施術していたある時突然その方の表情が変わった。

 

ふだんの表情から想像もつかないような形相になられてねえ、まくしたてるようにご自分の鬱屈した思いを一通り話されるとまた元のおっとりした表情に戻られた。

 

「大魔神」という古い映画知ってる?あんな感じだったのよ、マジで。心身のトラウマを抑え込むために運動器(筋肉とか骨格)は緊張する。緊張が緩むと抑え込まれていた感情が表に出てくるという理屈ね。クラニオセイクラルの施術中に起りだす方はそんなにいないけれど「ぎゃはは」と笑う人とか泣き出す人は普通におられる。

 

特にそういうトラウマがないケースでは緊張が緩むと人は饒舌になる。一種無防備な状態になるんだろうね。そうすることで心身をリセットしていくとストレスをため込むことも少なくなるから健康にもよさそうに思う。

 

前回記事にしたハンドマッサージでクライアントが笑顔になられたのもおんなじだろう。筋膜は全身を覆っているから手でも足でも丁寧に緩めると全身が緩むと説かれたのはセリエ学説を日本に広めた藤井尚治先生。ちょっと興味あるな、という方習いに来られませんか?

 

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家人が地域の社協イベントにハンドマッサージのボランティアで参加した。ちょうど時間があったのでオレも見学に行ったの。足とか手の反射療法は前から知ってるし、最近は左手をつないでクライアントの蝶形骨を調整する手技もやっている。

 

でもね、純粋にハンドマッサージというのはこの間ちょっとやってもらうまで全然知らなかった。家人によると二つの側面があるらしい。ひとつ目は手の機能の改善。手のこわばりとかを改善するケアの手段としてのハンドマッサージ。

 

もうひとつがね、手の美容目的。術前術後で手のしわとか血色とかが全然違うの。

 

施術を受けにおいでの方ははじめはね、「どんなことするんだろう」という顔でお見えなんだけれどさあ、いろんなことを話しながら手をマッサージしてもらうとみんな嬉しそうに笑われるのよ。それから手が綺麗になるとね、とっても喜ぶの。これは術者としても施術を受ける側としてもオレが今まで経験したことのないものなのよ。ちょっとだけ家人に嫉妬した。

 

人生に二時間の幸せを、というコマーシャルがあるけれど、10分間のハンドマッサージも人生に幸せをもたらすことはできると思う。

施術前後でこんだけ違う。