「今ここ」に集中するべき人 | クラニオセイクラルな日々-あたまをさわれば幸せになる

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大阪市淀川区西中島かなや整骨院院長のブログ

ココロに効く、カラダに効く、クラニオセクラル・セラピー

マインドフルネスと頭蓋仙骨療法の話をうだうだ記事にしてきたんだけれど、未来とか将来について人間はあれこれ考えてしまう生き物なんだろうね。「明日のことを思い煩うな」と言われてもやっぱり先のことは気になるよね。その辺を微妙に突いたのがかつての「ノストラダムスの大予言」、ここ数年の「南海トラフ地震」よね。いつかはわからない近未来にカタストロフィがやってくる、という不安感をあおるのがが国民をコントロールするのには都合がいいんだろう。

 

それとは逆に、「このしんどさがいつまで続くのか」という発想もやっぱり未来を見越しての悩みだと思う。たとえば介護。介護のしんどさをオレはほぼ経験していないから偉そうなことは言えないんだけれど、この先今の状況がどのくらい続くのかを考えると絶望的な気分になる、というお話を伺うことはある。

 

それでね、頭蓋仙骨療法の施術を行うとね、施術中はしんどいことも嫌なことも全然気にならないの。眠っているときは脳内のどこかでしんどいことはちゃんと意識されている。それで変な夢を見て眼が覚めてそれからずっと眠れない、みたいなことがあるわけでしょう。

 

ところがね、頭蓋仙骨療法の施術中はひたすらうつらうつら二度寝の最中みたいな感じ。イヤなことやら気になることは記憶としては存在するの。でも「それがどうなん?」ていう感じで全くどうでもよくなってしまう。そういう話をすると、「それは一時しのぎであって、問題の根本解決にはならない」と考える人がいるかもしれない。でも不思議なもんでねえ、記憶にはもちろんあるんだけれど心配事がそれほどシビアに感じられなくなる。このままいけば来年は…。みたいなことを考えなくなるのよ。あれこれ心配ごとに気が揉めて実際には何もできていない、ということがなくなる。

 

これが「今、ここ」に集中するということであるならばそれは実人生において非常に有用なことではあると思う。ビジネスだけではなく、いつ終わるともわからないしんどさに苦しんでいる方のお役にも立てればいいな。