最近の報道によると、後継者が不在、という個人経営の製造業の方はなんと８割を超えているとのことですね。
多くは町工場の社長さんであると思いますが、社長さんの平均年齢も高齢化してきているので、このままにしておく、というわけにもいかないように思います。
おそらく一朝一夕に技術の承継も出来ないですしね。。
さて、会社設立についてご検討中の方からよく頂くご質問として、
「会社の履歴事項全部証明書はどこで取れるのですか？」
というものがあります。
お返事は、
「法務局ですが、最近はインターネットでも交付申請ができますね。」
です。
会社の履歴事項全部証明書とは、昔の言い方で呼ぶと登記簿謄本なので、業界的には「トーホン」と呼んでしまうのですが、会社の商号など、基本的な事項が載っているものですね。
会社名義の預金口座の開設や重要な契約、何かの申し込みの際などに提出することが多いので、会社としても提出を求められる機会が多い書類といえます。
そんなトーホンですが、どこで取れるかというと、各地の法務局ですね。
最近は、法務局同士もシステムで繋がっていますので、管轄外の法務局でも取得できます。
例えば、本店が東京都港区の会社のトーホンも立川の法務局で取得出来る、という具合ですね。
昔はわざわざ管轄法務局（港区の法務局）に行かなければ取れなかったので、その時代を考えると便利になったものです。
さらに、昨今では、トーホンの交付申請がインターネットで出来るようになったので、インターネットで交付申請をして、トーホンが郵送されてくるのを待つだけで良くなりましたね。
ですから、トーホンが必要な日までに余裕がある場合は、このようなシステムを利用するのも人が一人動くことによるロスを減らすことに資するのではないかと思います。
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