生ビ,いつもハッピー! 世界一周編 -45ページ目

バングラデシュのビール事情

バングラデシュはイスラム国でありビールが買えない・・・。というか多分作ってない。

一応みんなお酒を飲まないことになっていて,酒販売権利を持っている数少ないレストランでの発注は可能だが,缶ビ1200T300T(約280円~420円)ととてつもなく高い(聞いた話ではバングラ一般人の平均月収は約2万円だという)。


ま,バングラくらいは酒なしでもね。はははっ


なんて悠長な事は言ってられない。

はっきり言って大問題だ。


ちょっと慌てたオレ。

そこでこれまた以前も出てきた紳士ヨーソフに相談したところ,ホテルから結構離れたところにある外国人専用のお酒屋さんに連れて行ってもらい,パスポートを見せ,2200T(約2640円)を払いなんとかハイネケン24缶をゲット!

ダッカに来て以来,ヨーソフにはお世話になりっぱなしだ。


缶ビをゲットしホッとしたのもつかの間,次に問題なのは冷やすところがないということだった。


最初はホテルのボーイに頼んで冷やしてもらい,ムスリムなのにビールを欲しがるそのボーイにチップ代わりに少しおすそ分け,だったのだが,翌日も同じボーイに頼み,カラカラに乾いたバディーにビシッときめようと勇んでいたその夜,缶ビを受け取るとぜんぜん冷えてない。

マジめっちゃガッカリした。


さらに缶ビも2本少なくなってるし。最終的には返してもらったけど。

まったくふざけたボーイだ。(毎日ビール頂戴って言ってくるし)


しょーーがなく温いビール飲んで翌日に期待し,ホテル併設のレストランに頼むも「ポリが来たら問題になるから」と缶ビの冷蔵庫投入を拒否され,イスラムをちょっと恨めしく思ったが,いつもパン買ってるパン屋にお願いしたら意外にもあっさりOK

あぁ良かった。本当に良かった。

これでバングラデシュを乗り越えられる。


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いつものパン屋


と,ちょっとお酒好きには厳しい状況のバングラデシュだ。

イスラム圏の金曜日

バングラデシュに来たのは今後の予定国パキスタン,イランのビザを取得するためというのも目的の1つだ。

インドではパキスタンビザは取れない(確か),そしてパキスタンの次の国イランビザは飛行機であればアライバルビザが取れるが陸路入国だと事前に取得しておく必要があるという理由からだ。


と言うことでトゥクトゥクに100T(約140円)払い,ダッカにあるイラン大使館に行ってみた。

ところ,今日(116日)は金曜ということで大使館が閉まってた(イスラム圏は金曜日がお休み)。ザンネンだ。


折角お金払ってまで各国の大使館のある地域まで来たので,ついでに日本大使館へ行きビザ申請に必要な大使館の招待状(推薦状?)をもらいに行ってみた。

ところ,今日は日本大使館もお休みだった。なんてこったい。


イスラム圏の金曜日はみんなお休みなのだ。


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金曜日,ムスリムのお祈りのため通行止めになるホテル脇の道

睡眠薬強盗!?

バングラデシュは観光地としての見所がないと言われていて観光客も少ない,というかこれまでに1人も見たことがないだけあって,観光地に付き物のポストカードを探すのが難しい。


色んな人に聞いたり,適当な店に入って聞いたりしてみるが見つからなかった。

そんな中一人の紳士が「オレに着いて来い」と道行くバングラ人に尋ねながらポストカードを扱っている店まで先導してくれた。


ポストカードを購入しようとしたら,紳士は10枚のポストカードをオレに手渡し「お金はいらない」ときたもんだ。

「紳士!10枚もいら・・・ありがとう!!」


「他に欲しいモノはないのか?」と聞かれ,ポストカードを買いに出てきただけで他には別にこれといったものはない,けど強いて言うならノートかなって言ったら買ってくれた。

「紳士!ありがとう!!」


お金を払うと言ってもいらないって言うし,とりあえず親切だと思っていたら今度は「昼飯くったか?」ときた。

睡眠薬強盗が頭をよぎりつつも素直に「まだ」と答えたオレ。

親戚がやっているというパン屋でパンを選び,建物の中にある紳士のお店に誘われ,食べるように勧められる。


1人で食べるのもなんだし,周りにいた日本語を話せるおっちゃんとか従業員にも一緒に食べるように言ってみるが,さっき食べたとかおなか一杯とか言って誰1人としてオレのパンに手をつけようとはしない。

大丈夫かしら?と思いつつ,みんなに見つめられて食べないわけにはいかないので1口食べてみたところ,すんげぇうまいカレーパンだった。


パンを食べ終わったところで紳士が「お茶飲むか?」と聞いてきた。

きたー!これだ!このお茶に睡眠薬がしこんであるんだ!

のこのこひっかかるオレではない。答えは「ノーサンクス」だ。


お茶が運ばれてきた。しかもオレの分だけ。

オレの返事ぜんぜん聞いてないじゃん!!


飲めよ飲めよと勧めるみんなの目が,いかにもな感じで怪しく光っているように見える。


睡眠薬強盗では口にした途端にバタッといってしまうらしい。

飲まないわけにはいかない状況に追い込まれたその時,知恵が浮かんだ。

ほんの少し,唇を湿らす程度にお茶をすすり,しかめっ面で,「甘すぎ」と甘いものが食べられない作戦に打って出てみた。


すると上手な紳士,お茶屋の小僧を呼び出し,「甘すぎるぞ!甘くないの持って来い!」とオレのお茶を引き取らせ新しいのと替えてもらい,オレの前にはレモンジンジャーティーが再び。


えーと,かばんには大事なものは何か入ってたかなぁ。

パスポートは・・・持ってる。

財布は・・・ドルも円も有り金全部持ってる。

カメラは・・・もちろんある。

ダメじゃん!今睡眠薬飲んだらダメじゃん!!


ま,多分オレに睡眠薬は効かないからね,と自己暗示し,テイッ!!超神水を飲む前の悟空のように気合を入れて,飲んだ。一口,そして二口。

あぁ,周りのやつらが笑ってる,やっぱりやられたんだ・・・あぁぁぁぁ,でもおいし。


ふっと気づいたとき,パスポートと財布とカメラの入ったカバンは・・・あった。

ふっと気づいたのは,この人達ダタやさしいだけ。


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こんなところでこんな人達に囲まれて1人でパン食ったりお茶飲んだりしたくないねぇ


紳士に「明日も来いよ」と言われ店を後にした。