生ビ,いつもハッピー! 世界一周編 -33ページ目

キャメルクラッチ!? in バラナシ

聖なる河ガンガー沿いに2mもないくらいの細い道が張り巡るバラナシ。

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道沿いには一畳もないスペースのタバコ屋から,布屋,衣服を扱うお店や宝石屋,雑貨屋などがひしめいている。
そこをただあてもなく散策するだけでも時間が経ってしまう。


ふと,メインガートから伸びる道を歩いていたときのことだ。
サドゥのような髭のじぃさんがばぁさんと何やら話していた。
ま,ここまではさして特別なことではなく,日常よく見かける光景なのだが,次の瞬間そこでオレは目を見張った!

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おもむろにじぃさんがばぁさんの背後に回り頭を掴み「オリャ!」
プロレスや!キャメルクラッチや!と騒ぐオレを尻目に,じぃさんはばぁさんの顔を締め付けている。
周りにいる人たちは助けるわけでもなく,真剣な眼差しでただ見つめているだけだ。


「おい!じぃさん!ばぁさんを離せ!!」
オレは正義感にも似た気持ちからばぁさんを救おうと試みようとしたのだが,逆にギャラリーはそんなオレを止めに入る。
そして,無表情のそいつらが指指したところに目を向けると。

そこには,セコンドがばぁさんの負けを認めたときに投入する白いタオル。

があるわけではなく,様々な器具が。

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あ,そゆことね。
インドでは髭剃り,靴磨き,その他なんでも路上で商売をしているのだが,このサドゥのようなじぃさん,実は‘入れ歯屋’さんだったのだ。


路上で入れ歯作りたくねぇ!
路上でみんなに見つめられながらキャメルクラッチされながら入れ歯の型取られたくねぇ!

という日本人代表のオレの気持ちとは裏腹に,ばぁさんはというとその後満足気な顔でその場を後にしたわけなのだが。

良かった良かった。もうふがふがすることはないね。ちゃんとご飯噛んで食べれるね。
あとは,「おばぁちゃんポリデントポリデント!」だけだね。


見学料無料の男女混合プロレスは,「じぃさんの必殺技キャメルクラッチによりばぁさんご満悦」で終わったのだった。

ガンジス河で平泳ぎ!?

聖なる河ガンジスのガートではヒンドゥー教徒らが毎朝の日課として沐浴をすることで知られている。
ヒンドゥー教徒でもないオレは,まず早起きの段階で「うーんもうちょっと」なんつってベッドでゴロゴロするのに徹していたのだが,折角バラナシまで来たということで意を決し,というか友達にがっつり起こされ,沐浴風景を一目見るためにガートに出かけてみた。
3月頭のバラナシ,昼間の日差しはハンパないが,何せ朝は寒いくらいなのだ。

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ガートでは,沐浴する人々,朝シャンする人,ひそかにお小水かます人,洗濯する人,大量の大腸菌そして死体・・・等で賑わっている


第一印象は,すばらしい!だ。
「汚い!」,「病気になる!」,「不潔」,「泳ぐなんてお馬鹿さん」などなど決してプラスなコメントの少ないガンガーであるが,オレは本気でそう思った。


朝日を対岸に見ながら祈りを捧げる人々。しばしその光景に目を奪われていたオレだが,ふっと気づくとパンツ一丁であと一歩踏み出せば大腸菌溢れる・・・ノン!聖なるガンガーに入水!というところまで来ていた。
そして‘たかのてるこ’さんを思い出したわけではないが,ここはやはりバタフライ!

だとただのマネっこになってしまうので平泳ぎをしてみることにした。


足を入れてみると,水はひんやりとして朝の寒さも相まって本当に寒くて,「やっぱ明日にしとこ」と頭をよぎるのだが,‘動く歩道’ならぬ‘滑るガート’によって勝手に河の深い方へと誘われてしまった。ちょっと下り気味のコンクリートなのだ。やるな,ガンガー


そしてそこからは数段の階段。ここからは自分の意思だ。

以前,ガンガーに入ったことのある友達に,傷があったら入らない,水を飲まない,入ったら目を開けない,などの貴重なアドバイスを頂いていたのをすっかり忘れ,腰下まで浸かったところで頭からダイブ!目は開けたままだ・・・
どすい緑色だった・・・


全身入ってみるとさっきまでの寒さは気にならず,気になるのは「あぁ,目開けちゃった」くらいなもんで,すんげ気持ち良かった。
入ってしまったらこっちのもん。

乾季ということもあり,ガンガーの水量はそれほど多くない。が,流れは意外と速く,ちょっと泳いだだけなのにかなり岸から流されてしまった。
対岸まで泳ごうとして流されそのままドザエモンの仲間入りという噂も聞くので,無茶しちゃダメ!なのだが,その日オレの隣にいたパンツ姿の日本人はガンガー横断を試み,途中で追尾していた友達が乗った舟に救出されたそうな。やっぱり流れは速い。

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中央の黒い点がオレの頭

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河からの沐浴風景を見るため,観光客で賑わうボート


水を口に含みペッ!とやってというような沐浴とはいかなかったが,聖なるガンガーに身を委ねて心地よさを味わい,上がった後は一目散に宿に戻りシャワーを浴びて,さらにスッキリ!


あれから1ヶ月以上経つが体は至って健康である。

再度インドへ!国境越え ~ポカラからバラナシまで~

ポカラの宿で手配した‘ツーリストバス’*1と言う名の100%ローカルバスでインドとの国境の町スノウリに向かった。

(実際には,途中で人を乗せたり下ろしたりすることなく目的地に到着するツーリストバスはちゃんと存在するが,オレはだまされたんだなきっとこりゃ。)


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地元民でいっぱいのツーリストバス。オレの肘掛にも人が腰掛けていた・・・


国境6km手前でまたしてもネパールのお国事情からストによる通行止めを食らい,そこから国境までサイクルリクシャで向かった。


出国手続き,ネパールルピーからインドルピーへの両替を済ませ,歩いて国境を越え,インド入国手続き。

国境からは電車がないため,乗り合いタクシー*2でゴラプールまで。


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乗り合いタクシー。前に運転手含め4人,後ろに4人,さらに後ろの荷台部分に4人という極めて効率的且つ不快な2時間だ


インドでは当日の寝台列車の席確保が難しく,この日も窓口を色々たらいまわしにされた上,結局「電車で直接買え」と言う指示のもと切符なしで乗り込み,「なんで切符もってないんだ?」やら「ペナルティー払え!」やら切符チェックのおっさんと一悶着あり,「駅の窓口で買えって言われたんだよ!」という釈明虚しく大金を払わされそうになったが,周りにいた親切なインド人に助けられ,ゴラプールの次の駅での停車12分の間にそのインド人と必死でダッシュして乗車券*3を購入し,走り出した電車に飛び乗り,寝台券を切符チェックのおっさんから買いなんとかオッケ。

なんで切符チェックのおっさんが乗車券を売ってくれないのかは甚だ疑問だが・・


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床に寝ている人でいっぱいのゴラプール駅。インドの駅はどこも大抵人でごったがえしている


こうして翌朝5時,まだ暗い中,定刻通りにバラナシに到着した。



注:ポカラからインド・バラナシまでの直通バスがあるが,スノウリで観光客(時には地元っ子も)を狙った被害が多発しているため,ポカラから国境までバスで行き,国境を自分で越え,そこから自分で交通機関を手配してバラナシまで行ったほうがよい。というかそうするべき!!

できればスノウリからバスでゴラプールへ行きゴラプールから電車でバラナシに向かった方がベター。スノウリ→バラナシのバスも法外な値段請求や恐喝などかなりの被害があるそう。


ポカラ→[バス]→スノウリ(国境)→[出入国手続きを自分で][バスまたは乗り合いタクシー]→ゴラプール→[電車]→バラナシ


*1500NRs(約630円)

*2100IRs:(約200円),スノウリ→ゴラプールのローカルバスもあり,50IRsとかそんなもん

*3:乗車券56IRs(約110円),寝台券70IRs(約140円)。乗車券だけでも駅で買っておいたほうがいいのかも。