生ビ,いつもハッピー! 世界一周編 -32ページ目

愛のお墓,タージ・マハル

タージ・マハルは,ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが最愛の妃ムムターズのために立てた大理石のお墓であり,完璧なシンメトリーの外観のみならず,壁にも精緻な細工が施してある美しい建築だ。


アーグラに来た理由はそのタージ・マハルを見ること。
チェックインした宿の屋上からもタージ・マハルを見ることが出来,遠目からでも雰囲気をかもし出しているタージ・マハル。

早速行ってみると,入場料750Rs(約1500円)!?

はて?毎日食すターリー(数種類のカレーとご飯やチャパティー)が30~60Rsで,宿代がいつも100Rs前後で,タージ・マハルを見学するのに・・・?
高っけー!!なんだこの詐欺まがいの値段は!?

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アーグラで食べたターリー60Rs(約120円)


この値段に含まれるのは,見学料,靴を覆うカバーと水1リットル。
でも,見たい。750Rsを入って中に入る。

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完璧なシンメトリーのタージ・マハル
東南アジアの男子に多い,アシンメトリーな髪型とは正反対だ。

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綱伝いに上っててっぺんのたまねぎを修復する人たち。怖いぞ!


外観とは裏腹に意外と狭いタージ・マハルの内部には,死後なお寄り添うようにムムターズの棺が中央に,その横にはひっそりと皇帝シャー・ジャハーンの棺が置かれている。

シャー・ジャハーンのムムターズを想う気持ちが込められたタージ・マハルは我々にも愛をもたらしてくれている。

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そんなタージをつまむわたし

アーグラへ移動・寝台列車の旅

バラナシからタージ・マハルで知られるアーグラへ移動した。
約12時間の寝台列車の旅だ。


バラナシにいくつもある旅行代理店。そこで切符を手配すると50Rs(約100円)の手数料が取られるということだ。
オレは100円をケチり駅で直接購入することにした。


唯一心配なのは当日はなかなか寝台券がとりにくいということだったが,その心配はモロに的中した。
列車は満席で全く空きがなく発券できないということだったが,「なんとかなるっしょ」と高をくくり寝台券を購入せずに乗り込み,空いてるところで勝手に寝ることにした。*1

幸いバラナシ発のこの列車はめちゃ空きだらけではっきりいって席も選び放題だった。


列車が出発し,ほどなく切符確認のおっちゃんが現れ,我々の切符にいちゃもんをつけだした(このおっちゃんは全くもって正当だということを付け加えておく)。
冷静に対応し,寝台券を購入したい旨を伝えるが,こんだけ空席の中,おっちゃんもやはり満席だと言う。
さらに「寝台券分を徴収するが席を与えられるかどうかはわからない」ときたものだ。
もちろん席がないのにお金を払うつもりはない。お断りだ。


そんなこんなで,寝台券は未だ未購入のまま空いている三段あるうちの一番上でガン寝を決め込んでいると,深夜1時に途中の駅でわらわらっと大勢の人が乗り込んできて,オレの席(オレのじゃないけど)は「オレの席だ!」と言われ,隣の席に移動する羽目に。
さらに移動した先で寝ていたら起こされ,「そこはオレの席だ」と。


えぇ!マジっすか!?満席じゃないっすか!
気づくとすでに移動する席はなくすべて満席。確かに駅員の言っていたことは正しかったようだ。


トイレ前の床ででも寝るかと動きだそうとすると,「オレの席だ」と言ってきたインド人(仮にAとしよう),Aがひそひそと耳打ちをしてきた。
「ビールあるか?」


なんて的外れな質問だ!ビールなんてのはキンキンに冷えた状態で飲む飲み物であって,乗車して数時間も経っているのにオレのかばんに入っているわけはない。オレは返答した。
「ウイスキーならある」


「席譲るからくれ」
「なに!?もちろんだ!」
オレは飲みかけのウイスキーをジャケットのポケットから取り出しそいつに渡した。


数分後,またAが来て「ウイスキーあるか?」と。
ザンネンながらもうない。オレは返答した。
「タバコならある」
「くれ」


そしてそいつはさらにこう言ってきた。
「オレは鉄道警察だ。へっへっへ」
基本的に公の乗り物での飲酒,喫煙はタブーなインド。列車では酒もタバコもこそっとが常識だ。
そんな中でのこの発言。軽くビビるオレを尻目に外に向かってタバコを燻らすA。


しかし席を譲ってもらったからには,折角なのでそこで寝ることにした。
Aを見ると友達Bと2人でめっちゃ狭そうにして横になって寝ている。恐縮の極みである。


かくしてオレはAのおかげで快眠することができ,切符確認のおっちゃんにも何も言われることはなかった。
そして朝8時過ぎ無事アーグラに着き,AとBは去っていった。今夜の列車でバラナシに戻ると言うことだ。彼らは本物の鉄道警察だったらしい。


インドの列車では,睡眠薬強盗,純粋な強盗,スリ,置き引きなどが横行していると聞くが,良い人達もたくさんいるようだ。
ただし極度の話し好きが多いのでそこは妥協するしかないだろう。


今回得た教訓:なんとかなるでなんとかなったが,切符は事前に購入しよう!だ。

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駅でもないのに何度も停車する列車。その度に外に出て思い思いに用を足している人々


*1:バラナシ→アーグラの乗車券:126Rs(約250円),寝台券:買ってないのでわかりません

インドの牛たち

インドの9割以上を占めるヒンドゥー教。
ヒンドゥー教の神様シヴァの乗り物だったとして‘牛’は崇められている。とは思えないが我が物顔で町を闊歩している。
もちろん食用にされることは決してなく,道路の真ん中であろうが端であろうが自由気ままに立ち往生なのだ。
ちなみにインド人,水牛は食べる。


最近はコルカタ,デリーなどの大都市ではあまり見かけなくなったらしいが,ここバラナシはめちゃめちゃ牛がいる。
しかも道幅2mもないところにドンと居座っていたりするのでそれを避けて通らなければならない。
且つ,道と言う道にやつらがもれなく残していく牛糞にも要注意で,あわよくば次の一歩が踏み出せないくらいうんちが広がっている場合もあり,いつもビーサンのオレはただの散歩でもうんちごときに神経を研ぎ澄ますはめになる。


狭い道に人,さらに牛が入り混じり,それだけでもタイヘンなのにさらにクラクション連発のバイク,チャリなどが通るので相当の賑わいだ。
そんなバイクたちはというと,もちろんうんちを気に掛けるわけもなくグニッと踏み潰して行くわけだが,踏み潰された後に残るのは前後左右に飛び散った新鮮な牛糞。
惹かれそうになったわけではないのに「コラッ!バイク気をつけろ!」と思う瞬間である。


インド人はというと,そんな中での裸足だったりするのが未だマネのできないことなのだが・・・


そんな牛たち。
おとなしくじっとしていればこっちとしても気が楽なのだが,あいつら尻尾をふりふりしてくるからこれがまた厄介なのだ。


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「あ,人がやってきた。遊ぼうよ!」などとオレに好意を抱いて尻尾をふっているわけではなく,単に蠅よけなのかケツが痒いのかは不明だが,そんなやつらの尻尾には大抵うんちがまとわりついている。そりゃケツ穴付近でふりふりしていれば付いてしまうのは理解できるが,その脇を通らなければならないオレの気にもなってくれ!と言うのはオレのエゴであり彼らに何の罪のないのは重々承知しているのだが・・・。


ということで,いつも牛とすれ違う際は,
「いーち,にーのー・・・さん!」
縄跳びに入るタイミングを計るようにして尻尾を避けながらのウォーキングとなる。


一度,ふりふりのテンポが速く,さらに不定期な往復を繰り返している牛と遭遇し,その一歩が踏み出せないでいると,向こうから来たインド人が,自分の手で尻尾をガードし「ほら,今だよ」って。


やさしぃ!
ありがとう!
でもその手で握手を求めてはこないで!!

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角もうちょっと伸びたら失明!?

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ダンボールが主食!?

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めっちゃ悪!?

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そしてうんこを丸めて天日星にするおっちゃん


インド人にとって牛は神聖な生き物なのである。