キャメルクラッチ!? in バラナシ | 生ビ,いつもハッピー! 世界一周編

キャメルクラッチ!? in バラナシ

聖なる河ガンガー沿いに2mもないくらいの細い道が張り巡るバラナシ。

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道沿いには一畳もないスペースのタバコ屋から,布屋,衣服を扱うお店や宝石屋,雑貨屋などがひしめいている。
そこをただあてもなく散策するだけでも時間が経ってしまう。


ふと,メインガートから伸びる道を歩いていたときのことだ。
サドゥのような髭のじぃさんがばぁさんと何やら話していた。
ま,ここまではさして特別なことではなく,日常よく見かける光景なのだが,次の瞬間そこでオレは目を見張った!

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おもむろにじぃさんがばぁさんの背後に回り頭を掴み「オリャ!」
プロレスや!キャメルクラッチや!と騒ぐオレを尻目に,じぃさんはばぁさんの顔を締め付けている。
周りにいる人たちは助けるわけでもなく,真剣な眼差しでただ見つめているだけだ。


「おい!じぃさん!ばぁさんを離せ!!」
オレは正義感にも似た気持ちからばぁさんを救おうと試みようとしたのだが,逆にギャラリーはそんなオレを止めに入る。
そして,無表情のそいつらが指指したところに目を向けると。

そこには,セコンドがばぁさんの負けを認めたときに投入する白いタオル。

があるわけではなく,様々な器具が。

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あ,そゆことね。
インドでは髭剃り,靴磨き,その他なんでも路上で商売をしているのだが,このサドゥのようなじぃさん,実は‘入れ歯屋’さんだったのだ。


路上で入れ歯作りたくねぇ!
路上でみんなに見つめられながらキャメルクラッチされながら入れ歯の型取られたくねぇ!

という日本人代表のオレの気持ちとは裏腹に,ばぁさんはというとその後満足気な顔でその場を後にしたわけなのだが。

良かった良かった。もうふがふがすることはないね。ちゃんとご飯噛んで食べれるね。
あとは,「おばぁちゃんポリデントポリデント!」だけだね。


見学料無料の男女混合プロレスは,「じぃさんの必殺技キャメルクラッチによりばぁさんご満悦」で終わったのだった。