レバノン杉からトリポリへ
レバノン杉散策を終え、トリポリ方面へ5kmほどの町ブシャーレへと向かった。
もちろん公共の交通機関はないのでタクシーかヒッチになるのだが、運よく、レバっ子夫妻とそのお母さんが乗った車に乗せてもらいブシャーレへ辿り着いた。
夫:「レバノンはどうだ?」
カイ:「いいですね、すごくきれいだし、気候もいいし。シリアから来たんですけど、シリアは暑すぎて」
妻:「イグザクトリー!レバノン美しいわよねぇ。わたしは日本には行ったことないけど、レバノンが世界で一番美しい国だと思うわ」
カイ:「そうですね、レバノンきれいですよね」
妻:「人はどう?」
カイ:「みんな親切でラブリーです。僕にとっては」
夫:「like me!!(オレのようにな)」
とまぁ、レバノン、そしてレバノン人はナンバーワンという家族だったが、とにかく助かった、シュクラン(ありがとう)!!
標高1450mのここブシャーレもレバノン山脈に囲まれた景色豊かな町で、数日のんびりと新鮮な空気をまといつつ滞在してもいいなと思ってしまう。景色に酔うにはうってつけの町だと思った。
先を急いだオレは(レバノンの物価が少々高くって・・・)、ブシャーレに着いてすぐ、トリポリ方面に歩きながら次の車のヒッチハイクに成功!
で、連れてこられたのはブシャーレのバスチケ屋さん・・・。
戻ってんじゃん!!せっかく歩いたのに。
ヒッチのお兄さんの助言に従ってバスでトリポリに行くことにした(4000LP、約270円)。トリポリ⇔ブシャーレ間はバスの往来があるみたい。
そして出発からたったの1時間で到着!
中東の中でも面積の小さいレバノン(岐阜県とほぼ同じ)、移動がラクだぁ。
トリポリです。
レバノン国旗を見に
バールベックから北西、地中海沿岸の町トリポリまでのほぼ中間点にレバノン杉の群生地がある。
このレバノン杉はレバノン国旗中央に描かれており、永遠と潔さを表しているという。
国旗にまで描かれるレバノン杉、見ない手はない。と意気込んでいたのだが、バールベック-トリポリ間の交通機関は少なく、しかもバールベック-レバノン杉の交通機関はほぼなく(あってタクシー)、しばし迷ってしまった。行くか、行かないか。タクシー代、高いか、安いか。絶対高い!
少々萎え気味になりつつも、バールベック宿のおっさんへのリサーチによると、バールベックから乗り合いタクシーで20分くらいの町‘Deir El Ahmar(デアエルアハマー)’に行き、そこからタクシーで行くとちょっとは安いらしいということが判明。(バールベック→レバノン杉のタクシーは$30前後)
ま、行ったらなんとかなるべってことで乗り合いタクシー(4000LP(約270円))でデアエルアハマーへ行ってみた。
おっさんの言っていたとおり、まぁーったく公共の交通機関はなく、しかもこの日は日曜日、この区間の人々の往来も少ないときた。ヒッチハイクしても地元っ子が町を周遊しているだけで一向に捕まらない。
これは参った。日本人を珍しいと思った地元のおじさんが「うちへ飯食いに来い」と誘ってくれたきりまったく反応がなくなってしまった。
まさか国旗にまで描かれているレバノン杉への交通機関がここまで未発達とは・・・
暑さにダレ、さらに待つこと数十分。
前に「タクシーしかないぞ」と言ってきたおっさんが、「あれに乗れ」とちょっと先に停車していたバンを指さす。
タクシーには乗らないよ?
ってかマジ!?ラッキー!セルビスじゃん!!
レバノン杉をとおりトリポリまで行くというバンに乗せてもらうことにした。
は、いいのだが、すでに満員。しかも運転手以外全員アーミーだ。
いいんですか?ホントにいいんですか??
足元にでかバックパックを置き「どうもどうも」なんて言いながら座ると、もちろんすでに満席状態からの乗車なもんで、1人は運転席の後ろに後ろ向きになってしまったわけで・・・
ま、ピースしてるし、いっか
満員のバンは走り出す。
冬季はスキー場もオープンするというレバノン山脈にはまだ雪が残り、下界の暑さとは対照的に窓全開の車内は腕に鳥肌が立つほど涼しいもので、上着を出そうにも身動きもままならず、ヒィーックショイなんて言いながら山道を1時間ほど。
タダかと思われたアーミーバンに金を払い、レバノン杉で下車。
標高2000mだけあり、やはり涼しい感じだ。
2番目に大きいと言われるレバノン杉
ちなみに1番はどれか判らなかった・・・どれだったんだろ?
この2番目レバ杉の横にはレバノン杉が群生する保護区があり、無料で遊歩道を歩くことができる。寄付は受け付けているそうだが、オレにいたっては、「すみませーん、これ置いといていいですか?」って言ってでかバックパックを預かってもらった上、寄付もせずに歩きまわった。
キャー!素敵!!
と言うほどではないが、レバっ子カップルや家族連れの散歩、森林浴にはいい感じ。
‘日本生まれ日本育ち、育った場所はだいたい青森’というオレにとっては、「日本のがもっといいな」と思ってしまった感は否めないが、‘レバノン山脈に囲まれた’という立地はすばらしいものだった。
ヨーロレリヨーロレリッヒー








