イスラエル側からの死海
海抜-420mと世界で最も低いところにある塩湖、その名も‘死海’。
塩分含有量が、な、なんと約33%もあり、噂では浮かびながら本も読めるという、死海。
ヨルダン側からも行けるが、イスラエル側からの方が楽しい!?という噂。行くしかないっしょ!!
イスラエルのちょっと高いバス代を払い、やってきました、死海!!
おぉぉぉぉぉ!!浮いてるぅ!!
目の前には、老若男女関わらずみんながみんなプーカプカ浮いている。この様は結構笑える。
この日の気温は死海にあった電光掲示板によると、ずばり44℃。
ふむ、こりゃ暑いはずだわ。行くっしょ!泳ぐっしょ!浮くっしょ!!
きゃはははっ!マジ浮く!楽しいぃ!!
浮く!海なんて比較にならないくらい浮くの!
でも痛いの!傷口にめっちゃ染みるの!!
ちょっとした擦り傷が痛いし、舐めるとしょっぱいどころか苦いし、目に入ろうもんなら殺人的な痛さに悶絶してしまうのだが、でも何と言っても初体験ということで、やはり噂を確かめるべく‘浮かびながら本を読む’という秘儀をやってみることに。
できた!ちなみに読んでいる本は‘地球の歩き方 イスラエル’
そして、これ!
立ち読み
ちなみに足は下に着いていない。足がつかない深さのところでも浮いて胸までしか沈まない。と言うことはイコール溺れない。
なんてこったい、死海!名前変えた方がいんでないの!?
このように、確かに本を読むことは可能だった。
が、ちょっとした難点は浮くポイントまでいかに本を濡らさずに持っていき、さらに持って帰るかで、はっきり言ってこれはめんどい(笑)
そして、この死海には豊富なミネラルが含まれていてエステに最高だとか。
そんなこんなで、そこらへんにあった泥で死海泥パック!
これはちょっとかほった・・・まさかドブ!?
クソ暑い中、調子こいて長いこと泳ぎまくっていたら、なにか全身がむずがゆい。見ると体中にボツボツが・・・。
ミネラルアレルギーかしら!?
でもでもぉ!!まったくもっておもしろかったよぉーいぉぃぉぃ!!
*:死海行きバス乗り場までのバス5.9NIS(約150円)、死海までの往復58.7NIS(約1500円)。
イスラエルへ! 入国までの軌跡 第三話
記入を適当に終え、日本人2番目のオレは他の6人を待つ。
その間に1番目の女の子が係員に呼ばれ、キューティー検査官とは正反対の、幕内入幕したての力士のような女性検査官に記入した紙と共に連れさられていった。アーメン・・・
戻ってきた彼女、「まず相手の張り手をかわし、右のまわしをとったまでは良かったんだけど、相手の重圧にやられ・・・」ということはなかったらしく、曰く、「紙を回収されイミグレにしたのとまったく同じ質問を受け同じように答えただけ」とのことだ。一体なんのためなんだ、えー?イスラエルさんよぉ
そして、オレの紙が回収されることのないまま時間だけが過ぎ、ついに全員がキューティー検査官の元から戻ってきた。
そして、さらにひたすら待つ。
そして待つこと4時間!!
12時にあの押し問答をして結局16時!イミグレが閉まる時間だ。
そして、アンマンの宿で出会った我々とは一緒ではない日本人の青年が姿を現した。
青年:「あれ?待ってるんですか?」
我々:「そうだよ、まだこねーよパスポート」
青年:「・・・オレもうもらっちゃいましたよ」
我々:「!!ッ スタンプは??」
青年:「別紙です、ほら」
我々:「アンマン何時に出てきたの?(我々は朝7時)」
青年:「午後1時です。で、さっき着いて持ってったら、「はい」ってくれました」
我々:「意味わからん」
イミグレが閉まる16時を過ぎてようやく最初の女の子がパスポートゲット。彼女はスタンプ押されても良かったと言うことできちんとパスポートに入国スタンプが押されていた。
で、まだ記入した紙を持っている残り7人。
一体どうなっている?
アナウンスにじっと耳を傾ける。
日本人の名前が呼ばれた!
けど、それはなぜか順番的にオレの後ろのヤツの名前!!
オレは、ねぇオレは?
「あっれー、カイさん、入国拒否じゃないっすかぁ(笑)」なんて言い出す周り。
まったくシャレにならない状況だ。
お、また日本人の名前!しかも2人同時!
けど、やっぱりオレの後ろのヤツら。
おいおい、勘弁してくれよ・・・
と、次のアナウンス!
「カイ」
おっ、オレだ(嬉)!!
「イエス!」
「カイ、カイ、カイ、カイ、カイ、カーイ!」
「イエス、イエス!イエスだっつーの(怒)」
なぜか、場内全体に響き渡るマイクで名前を連呼されたオレ。完全におちょくてやがる。笑ってるし。
そして窓口にて再度、「ノースタンプ!」
やっとこ、やっとこゲットしたべさ。ノースタンプのパスポート。
しかし、この紙はなんだったんだ?
結局最初に渡されて記入済みのあの紙はオレの手元に残ったまま。無駄なことさせるなよな。
こうして、荷物検査から含めるとかれこれ6時間にも及んだイミグレが、我々8人無事入国!という形で終わったのである。
イスラエル、マジ、もう来ねぇ!!
完
イスラエルへ! 入国までの軌跡 第二話
X線検査が終わるとようやく、中東諸国とは顔つきの違う結構きれいなイミグレのおねえちゃんにパスポートを渡す。
ここでも他の係官に連れられた人が次々とオレの前に割り込んできて、次オレの番っていうとこで相当に足踏み。ま、アセっちゃいかん。
落ち着け、カイ!目をつけられたら入国拒否だぞ!と自分に言い聞かせる。
「ネクスト!」
やっとこ本当にオレの番。
ちなみにここの出入国スタンプを押されると、例えば、シリア、イエメン、マレーシア等イスラエルと対立関係にある国への入国ができなくなるので、旅人の間ではスタンプは別紙に押してもらうというのが通説だ。もちろんこの後イエメンに行く予定のオレはパスポートを渡すと同時に「ノースタンププリーズ!」
そして質問の雨あられが始まる。
キューティー検査官:「なぜノースタンプ?」
カイ:「イエメンに行く予定だからです」
キューティー検査官:「イスラエルの後はどこに行くの?」
カイ:「ヨルダンに戻ります」
キューティー検査官:「どこの国境から戻るの?」
カイ:「今日来たとこです」
キューティー検査官:「その後は日本?」
カイ:「いえ、その後はエジプト行って、んでから多分イエメンです」
キューティー検査官:「なんでイエメンに行くの?」
カイ:「観光です」」
キューティー検査官:「イエメンの後は日本?」
カイ:「いえ、多分エチオピアに行きます」
キューティー検査官:「エチオピアの後は?」
カイ:「(顔はキューティーだが、質問はしつこい)まだ決めてません」
キューティー検査官:「なんでイスラエルに来たの?」
カイ:「観光です」
キューティー検査官:「どのくらい滞在する予定?」
カイ:「んーと、一週間から10日間くらいです」
キューティー検査官:「イスラエルのどこに行くの?」
カイ:「エルサレムです」
キューティー検査官:「他には行かないの?」
カイ:「あと、死海。ここで浮かんでみたいんです!」
クスッ、キューティー検査官がちょっとほほ笑んだ。いいぞ、カイ!
しかし止まない質問の嵐。
ちなみにこの質問でうっかり「パレスチナ自治区」と答えてはダメ。パレスチナ自治区はイスラエル国内にありながらイスラエルと激しく対立しているため。
キューティー検査官:「どこに宿泊するの?」
カイ:「ここです(アンマンの宿にあった旧市街にある安宿のパンフを見せる)」
キューティー検査官:「シリアに行ったのはなんで?」
カイ:「観光です」
キューティー検査官:「シリアに知り合いはいるの?」
カイ:「もちろん、いません」
キューティー検査官:「なんで‘もちろん’?」
カイ:「(しまった!うっかり余計なことを)えーと、だってオレずっと旅してて外国人の知り合いなんて一人もいないし(あぁなに言ってんだオレは、全然理由になってないし、しかもこれが真実だとしたら相当内気なアキバ系・・・)」
キューティー検査官:「ふむ、まいいわ、ではなんでレバノンに行ったの?」
カイ:「観光ですってば」
キューティー検査官:「レバノンに知り合いは?」
カイ:「ノー!!」
もっと質問があった気がするけど忘れた。こんな感じの同じような質問をかれこれ15分~20分、軽い格闘だ。
この押し問答の末、一枚の紙を渡され終了。後はその紙に必要事項を記入しパスポートがノースタンプで無事に戻ってくるのを待つのみ。
さぁ!次回ついに入国か!?
さらに、つづく




