イスラエルへ! 入国までの軌跡 第三話
記入を適当に終え、日本人2番目のオレは他の6人を待つ。
その間に1番目の女の子が係員に呼ばれ、キューティー検査官とは正反対の、幕内入幕したての力士のような女性検査官に記入した紙と共に連れさられていった。アーメン・・・
戻ってきた彼女、「まず相手の張り手をかわし、右のまわしをとったまでは良かったんだけど、相手の重圧にやられ・・・」ということはなかったらしく、曰く、「紙を回収されイミグレにしたのとまったく同じ質問を受け同じように答えただけ」とのことだ。一体なんのためなんだ、えー?イスラエルさんよぉ
そして、オレの紙が回収されることのないまま時間だけが過ぎ、ついに全員がキューティー検査官の元から戻ってきた。
そして、さらにひたすら待つ。
そして待つこと4時間!!
12時にあの押し問答をして結局16時!イミグレが閉まる時間だ。
そして、アンマンの宿で出会った我々とは一緒ではない日本人の青年が姿を現した。
青年:「あれ?待ってるんですか?」
我々:「そうだよ、まだこねーよパスポート」
青年:「・・・オレもうもらっちゃいましたよ」
我々:「!!ッ スタンプは??」
青年:「別紙です、ほら」
我々:「アンマン何時に出てきたの?(我々は朝7時)」
青年:「午後1時です。で、さっき着いて持ってったら、「はい」ってくれました」
我々:「意味わからん」
イミグレが閉まる16時を過ぎてようやく最初の女の子がパスポートゲット。彼女はスタンプ押されても良かったと言うことできちんとパスポートに入国スタンプが押されていた。
で、まだ記入した紙を持っている残り7人。
一体どうなっている?
アナウンスにじっと耳を傾ける。
日本人の名前が呼ばれた!
けど、それはなぜか順番的にオレの後ろのヤツの名前!!
オレは、ねぇオレは?
「あっれー、カイさん、入国拒否じゃないっすかぁ(笑)」なんて言い出す周り。
まったくシャレにならない状況だ。
お、また日本人の名前!しかも2人同時!
けど、やっぱりオレの後ろのヤツら。
おいおい、勘弁してくれよ・・・
と、次のアナウンス!
「カイ」
おっ、オレだ(嬉)!!
「イエス!」
「カイ、カイ、カイ、カイ、カイ、カーイ!」
「イエス、イエス!イエスだっつーの(怒)」
なぜか、場内全体に響き渡るマイクで名前を連呼されたオレ。完全におちょくてやがる。笑ってるし。
そして窓口にて再度、「ノースタンプ!」
やっとこ、やっとこゲットしたべさ。ノースタンプのパスポート。
しかし、この紙はなんだったんだ?
結局最初に渡されて記入済みのあの紙はオレの手元に残ったまま。無駄なことさせるなよな。
こうして、荷物検査から含めるとかれこれ6時間にも及んだイミグレが、我々8人無事入国!という形で終わったのである。
イスラエル、マジ、もう来ねぇ!!
完