2020年8月8日
色々と思い出すが、聖書の放蕩息子を思い出す。
彼は、欲望のままに生活していたが、飢饉があり、食べるに窮したので、親を思い出し、父の元に帰ったら、歓迎して迎えてくれた話である。
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【ルカの福音書15章11節〜32節】
ある人に息子が二人あった。
弟が父に、
「お父さん。私に財産の分け前を下さい。」
と言った。
それで父は、身代を二人に分けてやった。
それから、幾日も経たぬうちに、弟は、何もかもまとめて遠い国に旅立った。
そして、そこで放蕩して湯水のように財産を使ってしまった。
何もかも使い果たしたあとで、その国に大飢饉が起こり、彼は食べるにも困り始めた。
それで、その国のある人の元に身を寄せたところ、その人は彼を畑にやって、豚の世話をさせた。
彼は豚の食べるいなご豆で腹を満たしたいほどであったが、だれひとり彼に与えようとはしなかった。
しかし、我に返ったとき彼は、こう言った。
「父のところには、パンのあり余っている雇い人が大ぜいいるではないか。それなのに、私はここで、飢え死にしそうだ。立って、父のところに行って、こう言おう。『お父さん。私は天に対して罪を犯し、またあなたの前に罪を犯しました。もう私は、あなたの子と呼ばれる資格はありません。雇い人のひとりにしてください。』」
こうして彼は立ち上がって、自分の父の元に行った。
ところが、まだ家までは遠かったのに、父親は彼を見つけ、可哀相に思い、走り寄って彼を抱き、口づけした。
息子は言った。
「お父さん。私は天に対して罪を犯し、またあなたの前に罪を犯しました。もう私は、あなたの子と呼ばれる資格はありません。」
ところが父親は、しもべたちに言った。
「急いで一番良い着物を持って来て、この子に着せなさい。それから、手に指輪をはめさせ、足に靴をはかせなさい。そして肥えた子牛を引いて来てほふりなさい。食べて祝おうではないか。この息子は、死んでいたのが生き返り、いなくなっていたのが見つかったのだから。」
そして彼らは祝宴を始めた。
ところで、兄息子は畑にいたが、帰って来て家に近づくと、音楽や踊りの音が聞こえて来た。
それで、しもべの一人を呼んで、これはいったい何事かと尋ねると、しもべは言った。
「弟さんがお帰りになったのです。無事な姿をお迎えしたというので、お父さんが、肥えた子牛をほふらせなさったのです。」
すると、兄は怒って、家に入ろうともしなかった。
それで、父が出て来て、いろいろなだめてみた。
しかし兄は父にこう言った。
「ご覧なさい。長年の間、私はお父さんに仕え、戒めを破ったことは一度もありません。その私には、友だちと楽しめと言って、子山羊一匹下さったことがありません。それなのに、遊女におぼれてあなたの身代を食いつぶして帰って来たこのあなたの息子のためには、肥えた子牛をほふらせなさったのですか。」
父は彼に言った。
「おまえはいつも私と一緒にいる。私の物は、全部おまえの物だ。だがお前の弟は、死んでいたのが生き返って来たのだ。いなくなっていたのが見つかったのだから、楽しんで喜ぶのは当然ではないか。」
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人類は、放蕩息子と同じく、欲望をメインにしていないだろうか。
創造の神を思い出し、帰ることだ。
助かるどころか、今より幸せになる方法がある。
小学生の頃を思い出す。
集まると自分たちだけで生活し、段ボールで家を作り、ワイワイと楽しくしているが、暗くなったり、腹が減ったりすると、やがて親を思い出して、家に帰る。
人類も環境が悪くなったら、創造の神を思い出すであろうか。
人類も小学生程の知恵を持つことだ。
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