祝福を用意し待たれる神 | 海南島のヨハネの黙示録

海南島のヨハネの黙示録

キリスト教の元宣教師・海南島のヨハネさんの不思議な体験の数々

北海道の船

子供がまだ2、3才の頃、家族4人で北海道へ旅行した。

車におしめを大量に詰み込んで、敦賀よりフェリーで小樽へ渡った。

かなり大きい船であったので、船内を廻るだけで半日位は退屈しなかったが、その内する事もなくなった。

一度ブリッジ等を見たいと思っている時、従兄弟のご主人がこの航路の船長をしていると言う話しを思い出した。

そこで船長室へ行き話しをした処、果たして従兄弟のご主人であった。

「いつ頃、北海道よりお帰りですか?」

と聞かれたので、

「一週間位で、北海道中を廻ったら、帰るつもりです」

と返事をした。

無事、北海道の旅行を終え、また同じ航路のフェリーに乗った。

ところが、その船は非常に混んでいて、船室で横になるのも窮屈な位で、その内、子供は泣き出すし、周りの人には迷惑を掛けるしで、係へ行って事情を説明し頼んだが、断られた。

他にも同じ様な人が沢山おり、次々と頼みに行っておったが、

「個室等は全部満室です!」

と受け付けてもらえなかった。

私もあきらめて帰りかけたが、

(そうだ!船長さんは義理の従兄弟かも知れない)

と思い出して、係の人に云った。

「大阪から○○がこの船に乗っていると船長さんに伝えて下さい」

そうすると、係の人が一度奥の方へ引っ込んで直ぐ出て来た。そしていわく、

「船長より言われて居りますので、一等船室を用意してあります。直ぐ荷物を運びますから」

と云って個室に案内して呉れた。

その船の船長さんは私の義理の従兄弟ではなかったが、彼から依頼を受けている、との事であった。

お蔭様で、帰りは一等船室でも最も良い部屋で快適に、しかもタダで過ごす事が出来た。

これは私の経験の一つであるが、神様と人間との関係について、非常に有益な教訓を得た。

人間の義理の従兄弟でさえ、いつ乗るか判らない人の為に、あの混雑する時期に一等船室をずっと空けてあった(何日間あけてあったか私は知らない)。

私の方から見れば、困った時に「船長は親戚かもしれない」と云う事を思い出したので、上等の部屋にありついた。

神様も同じである。

いつ帰って来るか判らない、人間一人一人の為に、上等の部屋を用意して待っていてくださる。

聖書の放蕩息子の話しの様に、人間も困った事にぶつかった時、

(そうだ、私の父は神様である)

と思い出す人は、用意された部屋(祝福)にありつく事が出来る。

しかし思い出しも信じもしない人は、それを得る事ができない。

実に、神様は一等船室とは比較にならない程の祝福を帰ってくる(神を信じる)一人一人の為に、ずっと用意されているのである。



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