質問「牧師の本音は?」 | 海南島のヨハネの黙示録

海南島のヨハネの黙示録

キリスト教の元宣教師・海南島のヨハネさんの不思議な体験の数々

2013年 11月

【質問】牧師の本音はどちらでしょうか?

A.教会に来なくてもいいから、イエス様を信じて救われて欲しい。

B.救われなくてもいいから、教会に来て欲しい。

キリスト教会のやっていることから判断してください。

・集会案内などで「教会に来てください」と記載しても、「主イエス・キリストを信じて救われてください」とは書かない。

・教会ホームページを見ても、教会の案内ばかりで、「すべての人は主イエス・キリストを信じて救われる必要がある」ことを載せていない。

・肝心の「キリストの十字架の救い」を伝えないで、コンサート、バザー、〇〇教室、クリスマス会、カウンセリングなどの「呼び込み(勧誘)」を頑張っている(あるいは、それさえやらない)。

・自分の教会には来そうにない地域の人には興味がない。

・地方(田舎)では人口が少なく、大きい教会を作ることが難しいので、福音を聞いたことがない人がいても、田舎ではほとんど伝道しない。

・人(お客さん)が教会に来なくなると困るので、お客さんの嫌がる「地獄」や「悔い改め」は語らない。

・教会の看板や掲示板に「教団教派教会名、牧師名」は書いていても、「みことば」が書いていない。

・体調が悪くても、教会(日曜礼拝)に来させる。

・本当に信じていない人にバプテスマを授ける。

・大きい教会堂を建てたがっている。

・やたらと教勢(出席人数)を気にする。

・キリスト(聖書)ではなく、牧師に依存させようとしている。

・聖書に書いてある通り「外に出て行って」の伝道ではなく、教会内に閉じこもり、説教だけしている。

・救霊の気持ち(滅び行く人々に対しての憐れみの心)がほぼ無い。

・「教会に人を呼ぶことが伝道だ」とウソを言っている。


【回答】80歳 元 宣教師です。

牧師も色々で、一概には言えないでしょう。

神学生の時には信仰が純粋であっても牧師になり、又、家族も出来ると組織や周囲と妥協せざるを得ない事になりますよ。

「組織に属すると、もはやキリストの忠実な僕(しもべ)とは成り得ない」

と私は言っています。

牧師も教会員の意見を無視は出来ないでしょう。

私は中国で6年間、周囲を見て来ましたが、必要に迫られ純粋な信仰で神に従ってきた人は、恐ろしい程のことをやりますよ。

一人の友人はラーメン店でバイトをしていましたが、ある時、神様が、

「故郷に帰って、孤児の面倒を見なさい」

と言われ、実行しました。

2、3年もしない内に、それを聞いた人たちの協力で3000坪の土地を手に入れ、立派な校舎を建てて、職員が10人くらいに成長しました。

アメリカからも応援する教会ができて、夏休みには団体で見学や奉仕に来ていました。

しかし学校が軌道に乗ると自分たちの力や考えで運営をし始め、途端に神からの奇跡は無くなりました。

多くの開拓教会の経験と同じことです。

これは日本だけでなく、先進国はみな同じようです。

「金があるから、人に出来そうだから、活動をする。神には頼らない」

これでは神の奇跡は無理でしょう。

中国の教会では献金は法律違反で、献金や奉仕は勧めません。

それでもクリスチャンは日本の100倍です。

人口比でも10倍です。

私は日本でも、

「神の思いを行うのであれば、必要な資金等は神に期待しなさい。人の協力は一割で十分です」

と言っています。

それで教会からは嫌がられます。

質問者さんも牧師の立場になれば、伝道は神の要求よりも、差し当たり教会の教勢の為というのが判りますよ。

海南島のヨハネ


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