ここで、金縛りを知らない人に少し説明しておいた方が良いと思う。
私の場合、金縛りは寝ようとして、一瞬、頭の中が空白になった時やって来た。
頭の中でジ-ンと感じたら、身体が全く動かず、どんなに努力しても、ビクともしなかった。
息が段々苦しくなり(ひどい時には全く呼吸していないらしい)、身体は大暴れにもがこうとするが、全く動かない。
経験のある人は良く知っていると思う。
夜うなされた経験のある人は多少類推する事が出来ると思う。
うなされるのは夢の中の苦しみであるが…。
金縛りがすんだあと、身体中がとてもだるいのは、多分、その間全身が硬直していたからではないかと思う。
受霊(聖霊のバプテスマ)後、金縛りがやって来る様になってから、私は悪魔に対抗上、熱心に祈らざるを得なかった(聖霊に満たされている時、決して金縛りはやって来なかった)。
しかし、悪魔もやって来る時には強力になり、段々エスカレ-トしていった。
それは病気のように見せかけた現象ではなく、正体を現して堂々とやって来た。
この時、私は悪魔が私の生命を執拗に狙っている事を知った。
その頃、金縛りに掛かった時、死の一歩手前迄、悪魔は私の息を止めた。
「もう、駄目だ」と死を観念した事もしばしばであった。
私は自分の生命を守る対抗上、熱心に神に祈り助けを願い続けた(私はダビデが追われている時の祈りを思いやる事が出来る)。
後日、返り見て、この当時の祈りが私の霊性を非常に引き上げた。
最近の20年間位の間、何度も試みたが、その当時の様な深い祈りはどうしてもできなかった。