【あらすじ】
雪道の中、安全運転で危機的状況を乗り越えたBenBen。
自然の驚異に怯えるガイハを尻目に、ぴっぴは雪と戯れるのであった。
父『おかえり』
リビングに入ると、ガンケース片手に柴崎父がやって来ました。
『またか』といった表情を見せる息子。
いったい何が始まるというのだろうか。
蓋を開けると、中から出てきたのは模造刀と真剣。
父『これは危ないから刃のほうは触らないで…』
えっ抜くの?
抜いちゃうの!?
いやいや待て待て待て待て!!
重厚な柄。
ぎらりと光る刃。
どう見たって真剣。
止めて!刺さないで!まだ斬られる心構えは出てきてない!!
父『ちょっと持ってみなさい。』
G『えっ~~!?』
ぶるぶるぶるぶる…
がくがくがくがく…
思いもよらぬ展開に手足が震えるガイハ。
ぶるぶるぶるぶる…
がくがくがくがく…
G『あぁぁぁぁぁぁぁ』
父『駄目だよ!刃を触っちゃ!指切れちゃうよ!!!』
緊張のあまい刃先の方角から受け取りかけるガイハ。
真剣白羽取れず。
慌てて柄の部分から受け取り
G『重い…あぁぁ!』
予想外の重さに床に落としそうになる始末。
怖い怖い怖い。
さっさと渡してしまいたい…
このままでは事故で自害しかねない!!
G『はっはい!!』
ぴっぴにパス。
ガイハは模造刀で充分。
はぁはぁ…ぜぇぜぇ…これで我が命は救われた…
P『すげー!ここって鮫革なんですよねー?ここの形って皆違うんですよね?』
やたら詳しいぴっぴ。
そして徐に打ち粉を叩きながら手入れを始めるBenBen。
皆手馴れた感じ。
ガイハだけが侍ではありませんでした。
むしろ“ガイ”人だもの…。
さらに自ら撮影した、師範代による演武を観る事に。
次に次に斬られる竹。
B『切り口がすごいな…』
P『簡単そうでこれは難しいぞ…!』
少年の様な瞳で画面に釘付けになる2人。
G『ほ~!』
G『へ~!』
全くわからないので手裏剣をちくちくさせながら、それらしく相槌を打つガイハ。
痛て!
それ以上に
P『竹、斬ってみたいなぁ。』
父『そうか!じゃあ明日の朝、薪を斬ってみるか!?』
一番楽しそうな柴崎父。
好きな事になるとことん夢中になる男。
柴崎親子が似ているのは顔だけではありませんでした。
【次回予告】
待ちに待った地元友達との交流。
今明かされるBenBenの衝撃的な過去とは…!?