昼は会計、夜は「お会計!」 -3ページ目

昼は会計、夜は「お会計!」

会計をキーワードにコンサル業とASP(アプリケーション サービス プロバイダー)業のメールの二つの仕事をするmoriyanの言いたい放題ブログです。
テーマは、ブログ、会計あれこれ、医業未収金管理、小説・本、エンターテイメントなどなど。

先日も結果として私の医療状況について、書いてしまったが、昨日だったか1年に1回高齢者福祉の通知が届いた。*どうでもいいけど、この通知が実は税務申告の時に医療費控除を受ける資料となる期間でないことが第一で、その上1年分でないのだ、いったい何のための通知書なのか、そもそも疑問に思ってる書類ですが、いまだに続いています。

 さて、その通知書が届いて、中身を開けてたらそばにいた妻がびっくりしている。一枚で足りなくて2枚になっていると。私としては特別に多く受診しているとは思っていないのだ、心外だ。ここで、改めて受診状況を書いてみると、中心になる内科的には、基軸になるのが全身管理を頼ってる診療所に2ヶ月に1回.その関係で外部の病院で定期検査をするのが、血管の状況の検査が半年に1回、前立腺がんを疑うPSA検査が半年に1回、なので特に追加など無ければ内科関係で計10回、歯科が必ずしも定期的ではないがほぼ月に1回で、計12回、眼科が人工レンズの手術後後に定期検査が一体あったがいまはそれではなく睫毛抜去(病名的には内反症)に3ヶ月に1回くらい。大体そんなもので今年前半は足の爪の白癬で投薬のため2ヶ月ごとに数回通ったか。思い出すと大体こんなもので、他の人にある膝とかで、整形外科の領分は一切ない。なので、そこそこの受診回数ではありますが、先日書いたようにそこそこOTCを利用している。近くの量販店と、通販の両方で利用している。だから、全部を保険医療でやるよりはかなり削減に協力してる方ではなかろうか。今病院で処方されてる薬のうちOTの類似薬と言われるようなものは、内科的にはないだろう(降圧剤とか、抗コレステロール薬、COPD後遺症のための吸入薬など)眼科の点眼薬は先日同じものが薬局で市販されていた。

 振り返ると、今でもOTCをかなり利用してる、利用させられているのが、本来、検証しなければいけないくらい。便秘薬、お腹ぽっこり対策(?)など、厳密に医療にかかると面倒なので、私なりの選択だが、もう、歳なので、いいかと思ってる次第。

 それにしても今年から東京の歯科をやめて地元に変更したり、内科も診療所で2ヶ月処方に変えて隔月通院にして、東京に行く回数が激減したので、今年度分の医療費控除にはならないのではないかとみている。(新幹線代含む交通費の比重が大きかった)


先週封切りで2週目の水曜だが客席はかなりの入り。世界で女性初のエベレスト登頂の田部井淳子さんの物語。本人執筆の原作をもとに坂本監督と吉永小百合の「北のカナリアたち」以来の13年ぶりのタッグとか。(ということで原作はあるがあくまでフィクションだということか、作中では多部純子となっている)

 いずれにしてもエベレストに女性隊として向かうということの初めからの困難さも、しっかり描かれている。企業に支援の要請で訪ねて部屋から出たら「女だてらにエベレストと登ろうなんて・・」という声が聞こえてきた・・・。それでも膨大な準備作業して行く中で、ベースキャンプのシーン.アタック隊との無限のやり取りなど通じだ、どのように登頂に向かったかが描かれている。しかも予算不足から酸素ボンベの節約で人員を少なくする話が出たり、さらにいよいよ頂上を目指す直前にシェルパ6人がの高山病になり、更に登頂要員を1人にまで少なくするしかないことまで克明に描かれている。そして、多部さんの登頂の無線が入りみんなが喜ぶが、帰国後の報告会あたりからメンバーの間がギクシャクし始める。世界で注目された多部さんにマスコミの注目が集まる中、ついには離反して行く仲間が続出。中には「最後のアタック隊、最初から純子が仕込んでいたのでないか」とまで言われる始末。あの世界初の女性によるエベレスト登頂という華やかな側面の裏側に起きていたことまで、きちんと描いていることに驚いた。

 まか、そこの中でも話題になることと同じことが家族の中で、息子との関係でも出てくる。世界の多部の息子ということでの重圧の中、多感な高校時代に息子はグレていく。茶髪に染め、そしてついに家を出て親戚の家に行く。、そこでの息子との会話などで出てくる話がギョッとした。曰く、お母さんは、いつも正しいことを言う、だから息苦しくなるのだ、だからみんな離れていく、お父さんもそう思わなかったか?というようなことを父親に責める。姉がそんな弟を受け止めながら「一度このうち出ていけ、そとこらお母さんのことを見直しなさい」とかフォローする。

 私も妙に筋を通そうとして、仲間などが離れていくことが多かった。(我が家の息子が同じような性格である病院の課長になったが職場の人に配慮が足りない言葉遣いなどで訴えられ、遂には職場を離れることになったが、そこの総務の知り合いから連絡を貰ったら本人は「なんで、あんなことがわからないのかと言うようなことを言ったことが、問題なったが、そんなことが通じないなら俺は辞めてもしょうがない、と言ってて、可哀想だとの連絡をもらった)

 この映画はエベレスト登頂の華やかな話ではなく、多部さんの人生そのものを描いているので、本当にさまざまなことに深く関わりながら描いて行く。その一つはグレていた息子がいつのまにか登山活動を初めて親の気持ちもわかるようになり、家族の関係が変わって行く.母親の仕事を理解して手伝うようにもなって行く。また、東北大震災が起きた後は、東北の高校生に富士山登山を組織して、復興を担う人づくりに役立てたいと、高校生富士登山の活動を続けて行く。これらも私自身の記憶にもあることだが、映画では、本人ががん告知を受けた後のことなどありながら、あっという間に何年かの活動となったことが描かれたいく.そして、脳への再発などで病状が悪化し、転院して、ら家族に看取られながらこの世を去ったいく。

 絶えず記憶を戻したりするときに過去の映像が出たりしながら、映画を見ている人を見捨てない構成でわかりやすい進行となってるのが何よりの特徴だ。

そして、てっぺんの向こうに「あなた」がいることが全編を通じて解き明かして行く。そこに吉永小百合さんと夫役の佐藤浩市さんのそれぞれの名演と青年期の純子さんに最近役者として評価が高いのん、娘役の木村文乃、息子やくの若葉竜也、純子さんの友人役の天海祐希さんなど役者たちにも恵まれて、凄い大きなテーマをやり尽くしたという感がある。

 ただ、なんと言っても我らの、世代のアイドルだった小百合さんが年老いても、きちんとしてるが、今回は病院の検査台の上ととかで、顔から首筋などのいわゆる、メイクなしのところなどがそのまま画面に出て、我らとしては、何とも言いがたい心情になったことも確かだ。そして、のんさんは、かつての、朝ドラ時代とは全く違って確かに新しい役者として再デビューしたような感じだ。頑張ってきてよかったなという親感覚。


維新が高市に取り入る時に12の約束をさせたと盛んにそのことの宣伝をしているし、一部メディアはそれが保険財政の健全化・現役世代を守る一手と喧伝しているものまである。

 現実にテレビCMから新聞、雑誌などの広告にはOTCがたくさんあり、多くは医療法に違反しているのではないかと効能・効果を盛んに謳い、見えないくらい小さい字で「個人の感想です」と断り書きを入れて平然。それらを見ると、堂々たる日本の薬業界の大手企業からキリン、サントリー、ライオンなど大手企業がいたから薬で儲けてるの?と聞きたくなるくらい売っている。安倍政権の時代から経済優先で様々な「規制緩和」でこうきた流れがどっと始まった.。

気がつけば医療関係者だった私も、(子どもも妻も皆医療従事者だったが)身の回りにOTCだらけだ。おなかぽっこりを解消する〇〇、お通じのための便秘薬、目のぼやけをなくすをロートV〇〇」なと服用し、人工レンズの手術をした病院が熱海でそこで出ている点眼薬だけで行くのが面倒で先日近くの薬局にお薬手帳持って行って聞いたら全く同じ内容の点眼薬があったので買った。980円だった。ついでにその眼科に先週受診したら、睫毛抜去が大量にあった。初めて内反症という眼瞼の老化からきてて睫毛が目に入るらしい。面倒なら手術もあるよと言われた。それはそれとして、その睫毛抜去後や普段使いの点眼を処方してもらった(来月定期受診もあるのであれまでの2本)。

 さて、問題のOTC問題だが、昨年、問題になったのは機能性食品として売られていたものの中に製造過程で腎機能障害を起こす成分が混入していたということで大問題となった。薬ではないが「機能性食品」として宣伝では効能・効果を謳う「食品」というか事実上薬剤が大手を振って出回ってるではないか。これら以外にも育毛剤の違いもたくさんある。薬品として認可されたものもあるがまったく違うものがあたかも「育毛」効果があると言わんばかりのものも無数に出ている。こうしたものも、一歩間違えば人体に有毒で害をなすものがいつ出てこないとは限らない。

 そして、もっと言えばこれから冬にかけて風邪薬などばんばん宣伝している。一昔前なら医療法の喧伝規制に引っかかるよう効能・効果を過大にというか誇大に宣伝してるものが多い。

 さて、こうしたOTC(Over The Counter)と言われるもの自体他国よりも緩く許されてるという。したがって、普通に風邪薬が街中で買えるのだから、保険から外せというのが今の維新などが声高に言ってる保険財政を改善して保険料を引き下げる策に通じて行くのだ。年寄りなどの整形的な痛みへの対応のぱっぷ剤も典型的に取り上げられるが、これだってそもそもその痛みが何が原因かわかっているのかということがある。そういう時に、まず医療機関にかかって痛みの原因が解明できて、バップ剤や塗り薬などが有効かどうかが判断されて、それらが長期、慢性化するかなどで、しょほう処方箋に頼らないで市販薬(OTC)に頼っていいかなど判断がついてからならわかるのだ。そうしたことは別にOTC類似薬は全部保険から外せというのは乱暴な話なのだ。

 現役の負担を減らすために診療報酬を削減するというやり方は、日本の一般医療の質を下げていく可能性すら増えてくる。こんなことで社会保険医療費が削減できて保険料を減らせるという非科学的なことを主張する維新は単純すぎるのだ。あらゆる媒体で胃腸薬から便秘薬、頭痛薬など事実上無制限に大量の広告となっているが、本当はそれらの症状があるときはまず医療機関を受診して調べることが肝心なことと伝えなければならない。そして正しく医療を使っていくことが、遠回りのように見えて結局は医療費の削減に繋がるというものだ。異常を早く見つけることや健康のための運動、スポーツのすすめによる積極的な健康づくりなどこそが、医療費を削減させる王道であるということだ。

 政権によって歪められて、早くに機能性食品などエセ薬剤などが許可され街に溢れすぎたことが医療を歪めてきたのだ。そうした本質を見ないで維新が安易に社会保険料を削減する安易な道を行きながら、正論ヅラするのをやめさせたい!