先週金曜日封切りの表題を観るために実は先週末からプライムビデオで劇場版の一作目を観ていた。2作目ということで繋がりなど確認しておきたかったから。
一作目も横浜のランドマークタワーの火災現場もかなりのスケールで展開されていた。
今回は南海ミッションということで、しかもこの数ヶ月地震で大きく報道されたトカラ列島諏訪之瀬島が舞台となっているので、緊迫感というかリアル感も出ていた。そして何回か書いたが、私が熱海在住時代に函南の温浴施設で知り合った幼い姉妹が諏訪之瀬島かどうかは知らないが田島村に移住して行ったことで地震騒ぎの時にも心を痛めていたのだ。そして、今回あらためてネットで調べたら諏訪之瀬島には中央に活火山の御岳という山があり現在も噴煙が出ており火口付近は立ち入り禁止という状況であることがわかった。
この映画制作スタッフはすでに撮影も終わった頃であっが、火山の噴火によるものではなかったが地震ということで緊急事態となり多くの島民が島外鹿児島市へ避難された時には、肝を冷やしたのではなかろうか。
さて、前作の高層ビル火災もCGなしには成り立たなかったが、火山の噴火はまさにCGの出番だが、その質量ともにすごかった。リアルに噴火が拡大し、溶岩が溢れ流れてきたり、火山弾とかいう噴石が飛んできたりと実写部分とがうまく繋がっており、思わず声を出しそうになる危険な場面が続出していた。
ストーリーとしては、MERが出動することの是非から始まり結局、出動し、その後、さまざまなこんなんが押し寄せてくる、そらを潜り抜けながら、住民救出にあたる。それと島民の団結によりみんなで助け合いながら脱出をはかる。
医療的には外科オペを車内でやるという技術の進行は、医療畑にいた私もほとんど理解できないが、切迫感とリアル感は、大きくは何ら違和感なく演じられていたと思う。詳細は省くが、実写版スタイルの難しさがある上で火山噴火という自然災害を舞台にして、よくぞここまで制作されたと経緯を評します。
これまで観てきた映画の中でもベストの中に入るものでした。私は劇中、いったんフェリーで救出されたと思ってた島民たちが定員オーバー承知で走らせてたら燃料足りなくなりそれも援軍の援助で補充を受けるのだが、島民たちが少しでも負担を減らしたいと、元気な者は救命胴衣をつけて次々と海面に飛び込んでいく姿には驚きの声が上がり涙が出てきた。