昨日は映画『碁盤斬り』を観て整体、温泉施設へ | 昼は会計、夜は「お会計!」

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いつもの水曜日でサントムーンへ。熱函道路から富士山は雲がかかり頂上付近が見えない。なのに遠く駿河湾はなぜか陽の光を浴びてた。

 『碁盤斬り』は囲碁が主題となっている。私は囲碁をやらないし知らないけど、同名の原作小説があったらしいが、それも読んでいない。その題名の意味はラストでわかる。

 江戸時代にありがちな、冤罪をかけられ真実の罪で追われ復讐に燃える浪人・柳田(草彅剛)と娘お絹(清原伽耶)と江戸の長屋でつましく暮らしている。武士としての正義感が強いという人柄が、打つ囲碁にも出るらしいのだ、盤面でそのあたりを展開していき、技の名前なださっぱりわからないが、律儀な彼の囲碁に囲碁仲間ともいうべき両替商の萬屋源兵衛(國村隼)などは柳田の囲碁における正々堂々や正義に大きく影響をうけ、それまで「けちべえー」と子供たちから揶揄されたりしてた人が商売まで正直一筋に替え、商売にも成功するという、逸話まで入ってくる。なので、囲碁がわからないということは緊迫した碁盤の展開の意味がわかっていないといことで、なんとなく取り残され感が出た。

 藩から真実が判明し柳田の汚名が晴らされたとして藩への迎へが来るが断る。彼を追い落とした柴田兵庫(斎藤工)とその仕掛けもわかり、柴田を追尾し始める。ちょうどその頃、囲碁を教えていた萬屋で現金50両が紛失しその時同席していた柳田に嫌疑がかけられ、それに怒った柳田は取り敢えず金50両を旧知の遊女屋のお庚(小泉今日子)から用立てて貰う。(それは晦日までに返済なき場合はお絹その店に出すという約束)やや複雑になってくる浪人柳田を巡る筋に少し変という気分で眺めてたら、主敵柴田の居場所を突き止めるが、それは江戸で賭け碁が開かれてる場所なのだが、「表へ出ろ」ではなく、囲碁で決着をつけたいという。互いに命を賭けるといものだが、いくらなんでもそれはないだろう、突っ込みを入れたくなる。いわば仇討ちの相手を見つけて、剣で果たし合うのが武士の習いのはず。まさかの碁の対決が始まる。しかしさすがは時代小説はそのままにはしない。ネタバレになるのでこれ以後は書かないが、かなり様々なストーリーをラストに向けて集めてくるので、結構なラストのストーリーとなって行く。その決着に一部合点ががいかない点もあったが、時代物ではユニークだったのは、自分が正義としてとった行動の結果、藩で職を失ったり家族が食えなくなったら多くの犠牲者が出ていた事を兵庫から聞かされる。兵庫は柳田独りよがりのの正義感かわ我慢ならなかったともいい、しかも兵庫がそうした犠牲者を助けようとした気持ちがあったことがわかってきて柳田もそれには共感をかんじるところがあり、とんでもないが、時代ものらしいラスト へと繋がって行く。お絹を遊女屋へ出すことの無理やその回収、柳田のその後などちょっと慌ただしいラストとも言えるが、なんとか時代ものらしいラストとなってエンドロールが流れる。不思議なことに、やっとほっとするともいえる。 

 時代ものにあまり無理した展開は似合わないが、清原伽耶を最近2作観たが、彼女の清潔で透明感溢れる存在感が非常にいい。時代劇にもっと起用される事を期待しています。

 サントムーンに着いた時に函南の整体に電話予約した時に、人気のセラピストさんを指名できたので90分もみほぐしにしといたのが、よかった。至福の時間を過ごして、かなりスッキリした。その後、函南の入浴施設入って、いつもの函南のお店で居酒屋風ゆえご飯を買って帰って帰った。

 カープが例を見ない形で勝ったのも作用してか、何せ整体をした日なので、かなりいい睡眠となった。