映画『コットンテール』を観た 久しぶりに静かで情感しっとりの映画 | 昼は会計、夜は「お会計!」

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昨日は金曜日で時々ある私は映画、妻は買物でサントムーンへ。封切りの表記映画は珍しくイギリス人監督が主に日本人キャストで撮った日英合作映画だ。

 無口な作家(リリー・フランキー)が愛妻(木村多江)を闘病の末に亡くして葬儀の日にお寺さんから奥さんからの遺書を扱ってるといわれ、そこにはイギリスの風光明媚なリゾート地ウインダミア湖に遺灰を撒いてあった。ネタバレを避けながら書くと妻明子は割と早めに認知症を指摘され将来に対して危惧を抱えている。夫は大丈夫と繰り返すのみ。その内、痛みも全身を襲う状態となるが、そんな状態を、夫は息子(錦戸亮)やその嫁(高梨臨)には頑なに見せようとしない。遺灰をイギリスに持っていく時になっても父と息子は何かと意見が違い、ぎくしゃくする。ロンドンに着いた時に、結局もめて父は1人で旅立っていく。しかし列車を間違えたりして、街角に停められてる自転車をまたがり旅を再開するが、迷い込んだ地域でイギリス人親娘に助けられる。母は息子を大事にしてコミニュケーションも取れていたこと、自分は息子とはなかなかコミニュケーションができていないことなどを話したいく。そうした簡単な会話を通じて父は息子への連絡を思い立つ。

 男親と息子の関係など自分にもよくわかる関係を軸にしながらも、加齢を進めた妻との関係、その死後も確かな言葉を交わさない親子だが、イギリスの片田舎の親娘とはそれなりのコミニュケーションをとりながら、家族の再生をしていくという。ストーリーの展開やイギリスという外国に場所が移っても、自然な流れで、最近、特に洋画などで、ストーリーの展開が飲み込めないなどがおきることと比べると、表題に書いたように静かに登場人物の心のうちなどに思いを馳せたり、こちらも考えたりするなどが、資源に流れていくので、みてて大変気持ちよく時間が流れていった。

 そういう意味で、海外映画祭などで賞を取ってもらいたいとつくづく思った。 

 因みに帰ってからお昼を食べる時間からやっとスカパープロ野球セットが1日から解禁でやっとオープン戦を観戦することができて、いい週末を予感させてくれた。