全国高校女子駅伝仙台育英はアンカーへの指示ミス | 昼は会計、夜は「お会計!」

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昨日の男女の高校駅伝はともに、見どころがあって面白かった。可哀想だったのは仙台育英のアンカーだ。リレー時点で1分20秒差を、トラック勝負でかわされた。ゴール後泣き崩れていた。神村学園の留学生カロラインさんは、お国でパリ五輪候補に上がるほどの国際レベルだ。なのでネットでは仙台育英の橘山選手への激励の声が多かったのと、またぞろというか留学生を走らせる区間を固定したらどうかという意見もあった。そうした中で目を引いたのは、橘山選手の最初の入りの1キロが3分を切って、2分代後半だったことをあげてるレビューがあった。私は見ていたが細部には記憶はない。もしかしてこの人の指摘が事実なら、完全な指示ミスだ。リレー時の差が1分20秒というのは、仙台育英からみてセイフティリードかどうかギリギリの差だ。だとしたら、どうみても駅伝の鉄則で、リードしていたら入りは固く、仮に並ばれも、そこから勝負、ぐらいの指示が必要だった(箱根では必須の策)。高校女子選手で入りの1キロが3分切るなんてどう見ても飛ばし過ぎ。緊張なのか、あがっていたのか、仮に入りの指示が間違っていたとしても、入りのデータを知った段階で、監督やコーチが沿道にいる関係者に抑えるよう指示すべきだ。たらればになるが、あの入りを抑えられていたら、トラック勝負でなく、もっと手前で追い込まれてからのスパートで引き離すことができるくらいの橘山選手の力量ではなかっただろうか。関係者はそのままでも、逃げ切れると思っていたのか、カロラインさんの力を軽んじてたか。それにしても駅伝の鉄則を無視しすぎではなかろうか。そういった万全の策で指示できてたらと思うと橘山選手や仙台育英の選手が可哀想で今更とは思ったが、こんな記事をアップしました。 

 ところで確かに留学生が増えているが、仙台育英も留学生で前半稼いで留学生にやられたということで対でもある。その上で留学生を走らせる区間を限定というのは、国際化が広がるいまの日本や高校教育の世界から見ても逆行であり、閉鎖性に他ならない。駅伝に関しては未だ外国人ランナーが走れる区間を指定指定しているものがあるが、国際化が広がるためにもぜひ撤廃してほしいものだ。日本新記録をつくってもバリ五輪参加標準記録に及ばないという、世界との差を確認すればこそ、もっと世界との交流に積極的にならなければならない時に来ているのではなかろうか。