菅総理国会始まるも強気姿勢のみ 答弁も繰り返しのみ 東京五輪で新谷仁美選手が名言 | 昼は会計、夜は「お会計!」

昼は会計、夜は「お会計!」

会計をキーワードにコンサル業とASP(アプリケーション サービス プロバイダー)業のメールの二つの仕事をするmoriyanの言いたい放題ブログです。
テーマは、ブログ、会計あれこれ、医業未収金管理、小説・本、エンターテイメントなどなど。

国会での論戦が始まったが、菅総理がこの間述べてきたことの繰り返しのみで新味もなければ、やる気のなさのみが浮き彫りになる初日。まず与党では自民党を代表してなんと二階氏が質問に立った。独自の会見でもいってた菅総理礼賛質問には、茶番だと笑う前に気持ちが悪くなった。「英断だ」「勇断」だのほめちぎって、そのうえで、GoTo推進の観光議員連盟会長らしく「観光」という言葉の語源解説にはじまって、東京オリパラへと話を発展させたのは、我田引水というよりも菅総理はじめ内閣や目の前にいる国会議員たちに、この期に及んでも観光を強めよと圧力をかけているようにみえる気持ちの悪さだ。

 まして立憲民主党の枝野氏の「コロナ対策がすべて後手後手になっていることを詫びることから始まる」とか「補正予算のGoTO分など今更で、それよりも直接的なコロナ対策にまわすよう予算組み替えるべき」との批判にも「専門家の意見を聞きながらやってきた」「遅れてるとの批判はあたらない」「予算の組み替えは必要ない」など強気一辺倒。この人が強がりのように語気を荒げてところでは、与党議員から声援や拍手が大きくなった。陰では、菅さんでは選挙に勝てない、支持率が下げ止まらない」などの声があると聞いているが、この国会こそ気持ち悪い。

 東京五輪について、海外から中止や延期などの声が出始めているが、大阪市松井市長がワクチン接種の遅れから五輪開催延期の交渉をすべきとの発言をしたようだ。(早速、官房長官が会見で、ワクチン接種を前提にしない五輪の安全な開催をすすめている」とのバカみたいな発言をした)

 そんななか、アスリートの発言では、先の体操国際交流大会(全世界から4か国100人未満の参加で世界大会をやって成功したと組織委員会等関係者が例に持ち出す)のときの、「〝できない〟ではなく、〝どうやったらできるか?〟を皆さんで考えてほしい」というフレーズがさまざまなかちたちで政治家やスポーツ関係者の五輪開催推進者たちから引用され過ぎて、本人への批判も出たり、体操関係者七Kでは内村氏への同情論も出ているというニュースもあった。

 たしかに、あの閉会セレモニーの時のインタビューは、私はニュースで見て、一瞬驚くほどひどい発言だと思った。確かにアスリートとしては気持ちはわかるが、そのような発言をしていいのかと思った。

 そういう状況の中で、アスリートとして立派な発言をしたのが、あの10000メートルで日本新を記録し代表内定を勝ち取った新谷仁美さんだ。

<1月20日時事ドットコムニュースより 抜粋>

「結果を出すだけが仕事ではない。支援がないと生きていけない職業。応援があってこそ表現できる」。世間の声に真摯(しんし)に耳を傾 け、東京五輪は日本中が歓迎するものでありたいと願う。「選手だけが『やりたい』では、ただのわがまま。国民と一緒(の気持ち)になって初めて成立するもの」として 「五輪が無事に開催されるとしたら、最高のパフォーマンスを見せたい」。

 陸上競技選手としては福地さん以来かというような率直な語り口で自分を飾らない人柄ですが、このような発言は本当は大変なのではないかと心配する。が、あまりにも潔い発言で、テレビカメラの前では、世の中で起きていることと無関係に、五輪開催を望む声をあげる選手が多く、時に、「イラっ」とするときがるなか、「あっぱれ!」といいたい。

 いずれにしろ、ワクチン接種と無関係に安全な世界大会が普通にやれるはずがない。一日も早く中止の決定をしてもらいたいものだ。