やはり医療がひっ迫の原因を民間病院に押し付ける傾向に警鐘 | 昼は会計、夜は「お会計!」

昼は会計、夜は「お会計!」

会計をキーワードにコンサル業とASP(アプリケーション サービス プロバイダー)業のメールの二つの仕事をするmoriyanの言いたい放題ブログです。
テーマは、ブログ、会計あれこれ、医業未収金管理、小説・本、エンターテイメントなどなど。

最近、医療ひっ迫の原因を民間病院に押し付けている傾向に昨日の拙い私の文章に対して、専門家がズバッと指摘した文章がYahooに出ていた。

      YahooNews 医療が逼迫しているのは民間病院のせいなのか?

 国立国際医療研究センターで感染症専門医の忽那賢志医師は、この間も冷静で科学的な見解を述べて来られていた。ぜひ、リンクから原文をお読みいただきたいが、 前段で「一部の報道では『この状況は民間病院が新型コロナを診ないから』という論調が目立つようになってきていますが、本当にそうなのでしょうか?」という問題意識から始まり、「

しかし、そんなに簡単な話ではなく、そもそも医療機関で新型コロナを診療するためには「患者を診る」だけでなく「感染対策が適切に行える」必要があります。

新型コロナ診療を行うキャパシティのある民間病院はすでに新型コロナの患者を診ている、というのが私の印象です。

今新型コロナ患者を診ていない民間の医療機関は、感染症専門医もいなければ感染対策の専門家もいない、という施設が多く、こうした民間の医療機関に何のバックアップもないままに「コロナの患者を診ろ」と強制しベッドだけ確保したとしても、適切な治療は行われず、病院内クラスターが発生して患者を増やしてしまう事になりかねません。」(後略) 引用終了

 1月16日には朝日新聞デジタルが下記表題のもと、よくいわれているベッド数は世界一でなぜ医療ひっ迫が起きるかを論じている。ただ、申し訳けありませんが、全文は有料会員記事です。

朝日新聞 揺れる「ベッド大国」 日本医療ひっ迫は民間病院なのか

 

 訳知り評論家やコメンテーターが、一部専門家かからの誤ったメッセージを「学習」していろんな場所で、「民間病院はなぜコロナを扱わないのか」とかそれを「指導しろよ小池知事」などとコメントしている姿をみていると、悲しくなります。

 今、羽鳥さんのモーニングショーをみているが、なぜ政治評論家の田崎氏を出すのかがさっぱりわからない。中途半端に政府寄りの解釈しかできないのに、しったかぶりだし、「確認できていない」と逃げも売っている。これならせめて閣僚か与党議員のほうがまだましだ。オリンピック開催の議論が起きても政府見解ではないのに、用語発言しかできない。テレ朝は、田崎氏を出すことで、バランスをとっているつもりか。

ついでに、弁護士でさいきんやたらといバラエティー番組出演が増えている、山口女史も玉川さんの発言への否定とか、やたら政権擁護が目立つ。オリンピック開催無る論についても、「よろんなんて簡単に変わる。今の今、開催に反対の意見が9割超えていたとして、状況が変われば、どうなるかわからないから」などと冷ややか。

 世界が、時期的にも五輪どうするということを意識し始めているのに、日本の多くのメディアが、いまだ五輪は開催されるという前提でしか報道しないのが、外国からみて不思議だとみられてもしようがないだろう。確かに、卓球の日本選手権で石川選手の5年ぶりの優勝には感激するが、それをそのまま報道するだけでいいはずがない。現実に、全豪オープンでは、すでに50名を超える選手が待機となるなど、無観客でやろうとしても選手や関係者に感染者がでたら、こうなる。国内でもおお相撲が異例の多量の感染者と待機者で休場者が大量にいて、こんななかで、本当に真の国際大会がやれると思うのがおかしい。今日も元JOC理事の春日氏が、新たな五輪の意義とかいっているが、政府と同じようjに「コロナを克服した証としての五輪」という論理をしゃばっているだけだ。オリンピックを延期や中止を開催国から言うのは、損害補償の観点からも言えないという意見もあるが、責任のなすりあいとなっては、国際的な不信感する招きかねない。日本の競技団体などから安心安全な五輪の開催という視点から、世界へ呼びかけていくことで、日本の体育スポーツ界の存在を知らしめる機会になるのだが・・・。

そんなことは、とても無理か。踊らされているアスリートばかりだから。