連休初日は午後から新幹線で京都経由、大津へ。近江の春クラシック音楽祭で京都橘高校が2年連続で1800人収容の大ホールでのマーチング演奏を楽しんできました。まずは、その報告から。
連休初日27日は全国的に寒波だというので、四谷を出る時には、セーターまで着こんでちょうどいい状態。ところが、新幹線が浜名湖を過ぎたあたりから陽射しが強くなってきた。京都駅について、琵琶湖線に乗り換える時にはセーターを脱いでリュックに。快速電車電車に乗って9分で大津駅に着いた時には、冷たい風と雨がふきつけてきた。なんだか、嫌な天気の中、送迎バスで会場へ。
開場までまだまだ時間あるので、湖畔へ。寒々とした湖畔の風景の中を歩いた。寒くて、ホール内のカフェに避難して時間を待つ。
そして会場へ、2階席の2列目、正面右側。見上げると4階席まであって、さすが1800席の大ホール。2ベルが鳴って、場内が暗くなり、生徒たちが舞台上に移動している気配。DMの「ワン、ツースリー」の声のあと、いっきにこれぞ美爆音という感じで、ホールを圧倒する。tachibanaマーチングの馴染みの Winter Gamesで開始、途中から客席後方から次々と登場するは、舞台上から客席へ降りてくる組で、舞台と客席が一体となって手拍子で包まれる。実は、開演前に気が付いていたのだが、一階席に、顧問の兼城先生が座っているのがみえていた。2階席のOGさんらしき人などへ会釈しているのが確認できたのだが、あらためて、この大舞台なのに、本当に生徒の自主性に任せていることがよくわかったし、先生も演奏が終わるたびに拍手を送られていた。
部員2人登場してMCも初々しく5曲まとめて紹介、「シンクロBOM-BA-YE」、「渚のシンドバッド」、「Don't Stop Me Now」、「You Raise Me Up」、「It Don't Meen a Thing」。Don't Mean a Thingはさらに乗った爆音で、最後には舞台前列に座るというパフォーマンスで終える。前半5曲は、あらためて橘の美爆音に圧倒される。東京での楽器フェアのホール内・街頭マーチング、定期演奏会、京都さくらパレードと数少ない経験だが、2年3年生だけなのだが、こんなボリュームで聞こえてくるのかと、それだけでも感動だ。それと舞台上の振り付けやステップがこれまで新しいものを多く取り入れてて、より激しくなっている。さくらパレードの時や一週間前のブルーメの丘パレードでは後半音が乱れるという感じが、このステージでは、建て直したのか本来の力なのか、見事な演奏・演技が続いていた。
次は、箸休めのような「ファンシーステージ」。スーザ隊が「女子1人を含む3人でスーザ回し、カラーガードのダンス、今回はDMのバトン回しはなかった。ここからいっきに後半へ。「Gly to You Heart」、「I Really Like You」、「Show Me How You Burlesque」、「Thi Is Me」、「シーサイド・バンド」、「シェリーに口づけ」、「生命の奇跡」、「Sing Sing Sing」。この後半のMCでの曲紹介で注目した言葉が、Sing Sing Singのところで、「たちばなの定番曲ですが、伝統を引き継ぎ、進化してきたもの」というような意味の事を言われた。昨年の定期演奏会時に某ブラス専門販売会社の橘のSingだけを集めたDVDを買ったが、微妙に変わっている。今の世代も「進化」という表現を使ったが、やはり意識しているのかと驚いた。
選曲から振付、進行などをDMを含む構成という役割の生徒たちが考えるのだと聞いているが、これが橘のよき伝統らしい。この116期たちも力強くスタートしたのではなかろうか。Sing Sing Singは、もう会場一帯の手拍子の中、大拍手と歓声の中で終わり、生徒たちがそでに去ってもドラムだけ残っていて、会場の拍手を受けて、シングの前奏をたたき始め、部員たちが歓声の中再登場して、シングをアンコール演奏。本当に大歓声で観客は興奮していた。私の隣のだいぶお歳を召したご夫婦も手拍子や拍手ですごく感動されているようだった。
45分の舞台だったが、本当に来てよかったと思いながら会場を後に。大津駅に向かい、さらに京都からのぞみへ。保険にと予約していた列車を待たず、自由席に座れそうな列車に乗って帰った。10時すぎには四谷についた。
連休2日目、夜になってナイター見ながらビールを飲んでいたところ、会社からの転送電話が来た。案の定、どうやらサーバーになにかが起きている。急遽、翌日対応するからと伝え、今朝早く、中央高速を飛ばして出社。