衣笠祥雄さんを悼む | 昼は会計、夜は「お会計!」

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「カープは広島の文化」という言葉で表現した衣笠さん。カープ初優勝の1975年のオールスター選出で、山本浩二さんと二者連続アベックホームランを二回続けて、赤ヘル強しという印象をカープファンのみならず多くの野球ファンに印象を与えた。長年、Bクラスと言われた弱小球団が晴れがましい舞台に登場した瞬間だった。もう涙も溢れるくらい嬉しい出来事だった。その年、ついに初優勝を遂げて溜飲下げたのはいうまでもない。
   そんな地方の貧乏球団であったカープ一筋に現役を続け連続出場だけでなく多くの記録を残しながらも、山本浩二さんの影ではいつも衣笠さんは縁の下の力持ちという感じだった。国民栄誉賞受賞はあまりにも晴れがましくて驚いた記憶がある。本人は父親がアフリカ系アメリカ人で母親が日本人のハーフである事を隠さなかったけど貧乏不必要には触れなかった。が、現役引退後、解説をしながらもコーチや監督などの声がかかったのかどうか分からないが、本人なりの葛藤があったことだろうと思う。
    大腸癌ということだとの発表だが、19日まで解説をされていた。昨年くらいからテレビでの発音が大変聴きづらい声で、ずーとどこか悪いとは感じていたが、まさか大腸癌だったとは。それも本人はいろいろあったかも知れないが解説の席にいた人が数日もしないで死亡するということにびっくりしている。
   私も彼と同じ学年だ。星野仙一さんの時もショックだったが、また昭和の名選手であり同世代ながら、我、カープ球団を支え引っ張ってくれた衣笠さんさんに最大級の哀悼の想いを伝えたい。