「不適切なデータ?!」と国会報道 ふざけるな!データ捏造・改ざん | 昼は会計、夜は「お会計!」

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厚労省が認めていた「不適切な」データ」が117件だけでなく、あらたに233件あったということになった。この段に及んでも未だに、テレビや新聞報道では「不適切な」という表現を続けている。

 内容から見たら、週や月合計の残業時間はあるが、1日の残業時間はゼロとか、裁量労働の人の週・月労働時間はあるが、1日の労働時間が1時間以内のいう人がいっぱいいたという。1日の労働時間が45時間など24時間を超えている人も何人もいたという。

 こうした過ちは、「ミス」とかいうことではないだろう。官庁の役人たちがこうしたデータを集計していく時に、当然、エクセルなどの表計算システムをつかって、合計時間などを出すか、逆に、合計数値がある場合などは、数字の合理性を確認するために表計算システムを使って点検くらいするだろう。百歩譲って、1日、週、月のデータを個々に入れたとしても、それら素データの整合性点検など公式なものなら当然点するはずだ。指摘されているような過ちは、そべてを無視して、数字をいじくったとしか思えない。三菱自動車の燃費問題や日産の出荷時検査などでは「データ偽装」「データ改ざん」と報道していたが、あれと全く同じではないか。

 

 それは裁量労働制の方が労働時間は短くなるなどというような「夢のような働き方改革」の結論ありきに、そったデータづくりでもないだろう。

ともかく、常識も何もなく。だれがどうみてみ、データを誰かがどのような意図かはわからないが、数値を触ったとしかおもえない。官僚の仕事としてはあり得ない。テレ朝では官邸御用解説者の時事通信・田崎氏は、今朝も「官僚の質の低下がある」などと弁護していたが、これもまったくひどい。よく見てみろといいたい。いくらなんで、こんな目茶苦茶なミスなどするはずもない。まして、仮に個々の作業員が行った入力や集計も必ず上司や同僚の確認さぎょうがあるはずだ。まして、そろいもそろってこんなにたくさん、バカげたミスが集まるはずもなかろう。

 国会も国会で、いい加減、「問答無用で出直してこい!」くらいの発言をしてもいいのだ。あまり、下卑た発言もできないと気にしながらも、テレビの手前少し怒ったような発言をするものだから、安倍に笑われ、それを怒ると「そんなに興奮しないで」と諭される。この間、なぜか、希望の党か立憲民主党くらいしかニュースではやらない。共産党の塩川議員は、裁量労働制拡大を官邸主導、安倍首相からのトップダウンで(裁量労働拡大の)レールを敷いた、どの審議過程でも労働者代表は入っていなくて、労働者の意見を顧みることなく、財界利益を優先してきたことなどを諄々と問うていた。

 しかも、厚労省の公表資料も墨だらけの事なども含めて、もっと国会やメディアが、安倍一強に与したり忖度ばかりになっていることを暴露してほしいものだ。