なでしこ リオ五輪アジア最終予選初戦惨敗と世界卓球女子予選リーグ連勝スタートの違い | 昼は会計、夜は「お会計!」

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もう何年もなでしこはかつてのドイツW杯で勝ち得た栄光の陰を追い続けているようにしか見えない。なでしこがというより佐々木監督の選手選考を見るたびにがっかりしてきた。今回の五輪最終予選にむけての代表選考のプロセスには若手も入っていたが、結局、最後は若手4人が代表を外された。その時点で、この人は「国内開催というプレッシャーを考えて経験値を尊重した」とコメントした。もうこの言葉をどう評価すればいいのか。どこでやろうがアジア最終予選だ。あらあゆる国際試合でアウエーのプレシャーや後がない試合様々なプレッシャーがある。ホームでの試合だからという「プレッシャー」に対して、結局またベテランを代表に残した。昨日の先発メンバーを見て驚いた。5年前のW杯優勝メンバーが8人、準優勝した昨夏のW杯メンバーまで含めると10人。相手はかなり研究していて、ロングボールの多用ではなく日本針のパスサッカーを広げ、日本側のパスコースを次々と消してきた。また日本側の布陣も澤が抜けて大儀見に背番号10を付けさせたことや宇津木が欠場などもあって、キャプテン宮間がボランチに回っていて、彼女の左右の足からの自在なパスが完全に封じられていた。あげくに前半早い段階で突然、ツートップの一人大野を下げて横山を入れた。横山もまさかの早い投入で心の準備がでいていなかったと語っていた。また次の交代は数少ない若手で実績もある岩淵、川村を入れたのは終了間際だ。審判に当たったボールが起点となるなどの不運もあったが、日本がパスコースを消されパス回しができないなどとても勝てそうにない試合内容だ。前半アディッショナルタイムに1点入れて後半に繋げたが、しかし後半も主導権も握れないは、ゴールエリア付近まで迫ることもあっても決定力が足りない。観てておもしろくない。
途中何回もテレ東の卓球世界選手権といったりきたり。そちらの方は実におもしろかった。代表選考が違う。代表選考会で優勝した17歳の浜本由惟(ゆい)が代表に入り、実績がある前田や平野はこの代表選考会で準決勝敗退して代表から漏れた。結局2015年全日本選手権ジュニアシングル優勝の15歳の伊藤美誠、2016年全日本選手権ジュニアシングル優勝の浜本由惟が代表に入っていることなど卓球界の判断の積極性が引き立つ。
 試合もチェコ戦、ブラジル戦、予選リーグ首位通過をかけた北朝鮮戦でも勝利することができた。因縁の北朝鮮戦でも3連勝で勝ち抜けるとは「思ってもいなかった。ビックリした」(福原)と選手が予想した以上の完勝だった。何より、伊藤が全然緊張していないと言うし、浜本は世界戦への初登場と言うことで緊張感もあるが実に堂々と、日本選手にしては珍しく上背も有り、卓球界にまたまたニューヒロイン誕生という感じがする。(Wikipediaによれば、小さい頃から美女卓球女子として名を馳せ、モデルもしていたらしいが、今はエリートアカデミーに入りモデルを辞めているとか) こうした若手選手を代表に抜擢した協会の思惑は今のところ大きく成功している思う。
 昨日書いた日本陸連のマラソン問題などいまだリオ五輪直前にしても揉めているのと比べ、卓球は個人も団体も既に「決定し、女子シングルは、福原と石川、団体は15歳の伊藤が加わる。
 女子サッカーは代表選考にまでいつまでも5年前のドイツW杯の栄光時の到達を基準にしすぎで、若手を代表選考キャンプまでは招集するが結局は代表からは外す、あるいは岩淵のように招集されても先発ではない。こんな事を続けていたら日本のファンからも見放されるだろうし、何より若い選手や子供達のモチベーションにも関わってくるような気がするのだが・・・。
 いずれにしても世界卓球は連日の試合で、なでしこはサッカーとしては中一日とか二日とハードだが、ずーと卓球愛を貫いてきたテレ東がどうやらスポーツ分野でも日の目を見ることになりそうだ。もうフジを総合的に追い詰めている感がおもしろい!