女子サッカー五輪最終予選、世界卓球女子ともに負けたが・・・ | 昼は会計、夜は「お会計!」

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なでしこは初戦惨敗を受けて先発を6人入れ替えての布陣で、見違えるような動きで主導権を握ったが、なかなかゴールが得られない時間を過ごす。横山のミドルシュートが惜しくもバーに跳ね返されたが、詰めていた大儀見がヘディングしたが枠を外したり、上尾野辺のミドルシュートがコーナーキックを誘い、宮間からのコーナーを川村がヘッドで合わせるが、僅かだが届かなかった。この時も詰め切れないでスタンディングで見守る姿がやはり執念不足とみられる。後半、岩淵の先制ゴール後の韓国が追いついたとき、守備陣形も万全であったのにキーパー福元がテンションが上がっていて出過ぎた化、一度は掴んだかに見えたが味方と接触してハンブルしてしまった。ここまででも試合終了まであとわずかな戦法として守備を固めていたにも拘わらず、相手のクロスにキーパーがあれだけ出ルのか、またエリア内に敵味方溢れているときに、確実にキャッチできそうもないときはパンチングするしかない。PKを阻止したツキも帳消し以上のミスだった。しかしそれよりキーパーがこぼしたボールを最後まで詰めていた韓国勢が瞬時に蹴り込んだ執念こそ国際試合必勝の鍵だったようにも見える。
 終盤の同点シーンの検討以前にやはり、試合開始直後からの攻勢に出ていた日本側の攻撃がやはり執念不足のようなものがあったこと、前半を2対0で折り返していても不思議ではなかった。後半も岩淵がシュートチャンスに打てなかったシーなども同じだ。ただ、いずれにしても身長こそ低いがエリア内に切り込める岩淵をなぜ先発で使わないのか、先発メンバー変更が活性化をもたらしたが、一方で交代カードは岩淵の1枚だけで余らせて終了したことなどやはり代表選考から先発など、佐々木采配の行き詰まりを感じさせる2試合だった。逆に言えば、オリンピック予選はまだ続くがどうであれ、こうした経験をしないと監督交代や新たな選手の起用などはできないような気がする。アメリカをはじめ各国が5年前のW杯から多くの若手を起用していることと比べると日本はあまりにもベテラン依存が目立ちすぎる。
 昨夜は、世界卓球も日本は予選リーグ最終戦でドイツに敗退してしまった。特に、福原愛の2敗で不振が目立った。一番手石川が勝利するものの、2試合目福原が敗戦。1対1の3試合目に15歳伊藤が粘り強く闘って勝利して2対1でリードするも4試合目に石川も福原が負けた相手の敗戦で五分五分になったが、5試合目に福原が2敗目喫してドイツに負けた。ただ、予選リーグ4勝1敗で並んだ日本、ドイツ、北朝鮮だが当該対戦成績で予選B組1位通過が決まった。これで、先行きは不安を残しつつも決勝トーナメントでは決勝まで中国とは対戦しないこととなったというあたりまだついている部分だ。
 またドイツはヨーロッパ選手権王者だが今大会は実力上位者2名が欠場という中での敗戦ということでのリオ本番に向けての不安材料だろう。また準々決勝では、韓国ードイツ戦の勝者と闘うことになっているので、少なくともトーナメントを勝ち上がって決勝での中国戦までいけるかどうか、若手の台頭で上昇ムードの日本卓球女子の真価が問われるところだろう。ただ、卓球団体戦の仕組みの不思議なところで最大5試合でも3人いたらこなせるという仕組みの中で、代表5人をどう使っていくかという点ではやはり選手起用の是非は問われるかも知れない。若い伊藤の度胸が据わった姿勢や同じく17歳の浜本のパワーや思い切りなども計り知れない力のような気がする。それは、福原が骨折などのケガを克服してきたとはいえ身体全体がスポーツウーマンとして鍛え上げられた身体ではないこと、苦境に立たされたときにずるずると押されるもろさを露呈していることと対照的だ。福原愛も27歳でベテランとなりキャプテンとして軸になっているが、どうも身体や精神とが充分連動し切れていないような気がする。取りあえず決勝トーナメントでもこの日の敗戦を引きずるようであれば、思い切ったメンバー構成にする必要があるだろう。