朝から歯科(マウスピースの受取り)、整形外科受診と回ったら、既に試合開始時間。歯科の帰りに10時半頃千駄ヶ谷で大量の降車してたので、電話でまだ入れるか確認して事務所からチャリで国立へ。絵画館前は一面雪の原。国立のピッチは昨日都内の高校サッカー部がボランティアで雪かきしたらしいが、ゴール裏には雪の塊があり一部の客席は雪のため閉鎖してる。
試合は得点経過としては京都橘が小屋松、仙頭のツートップの二人が得点にからみ、(二点目は小屋松から仙頭で得点。二人が大会5得点で得点王とっぷに並んだ)優勢に進めていたが、終了間際にゴールエリア内でファウルを取られPKを与え同点となった。スタンドからは微妙な判定だが、これもまたサッカーの試合の一部。
延長は互いに譲らずPK合戦へ。京都橘は後攻で一人目の主将でジュニア日本代表の船頭がなんとキーパーの裏はかいたがゴールポストギリギリにあたり外してしまった。多分寸センチのぶれだった。結局この失敗だけで負けてしまった。
宮崎・鵬翔の優勝にはおめでとうをいいたいが、直後の監督インタビューでまだ強くなる宮崎を強調するトーンがちょっと上ついた雰囲気で、相手校への賛辞もなかったし、ちょっとがっかり。日テレもスタンドの奥さんをアップで写し紹介までしてたし。
高校スポーツの監督はもっと謙虚な人が多い(甲子園の監督インタビューや高校駅伝でもどちらかというと感心するくらい立派な人という印象。どこやらの体罰が必要だと答える体育教師は何ていうんだろう)。
今日わざわざ痛み止め服用ながら行った動機は橘のスターを擁した攻撃的サッカーと橘のブラスバンドを見たかったのだ。前者は確かにかなえられた。後者は何せ広い国立のグランドを挟んで反対側の高い自由席なので良く見えないし、(いつもの何分の一か少ないメンバー編成もあって)ブラバンの音もしっかり聞こえてこない。双眼鏡など持ってないし、ちょっといらいらしながら、可能な限り移動して、ギリ納得の最上段席に。後でわかったけどしっかりチアーも居たが席からは見えなかった。だけど、京都橘の代名詞の「シングシング」は何回もやってくれて満足。
ところで橘の敗戦は多分これからの日本のサッカー史上で何回も語られることだと思う。小屋松、船頭の二人はきっとこれから何回もこの試合の事が聞かれたり映像が出るに違いない。今日優勝できなかったことで二人のサッカー人生には必ずプラスに働く。特に船頭のPKを外したシーンは語り草になる日が来る日がいない。
何かと有意義な土曜日だった。