自分がやりたい事を勝手にやってしまおう | 財務・経理の実務

財務・経理の実務

経理は経営管理、会計力はビジネススキル、経営戦略は会計データから…経営は会計を知ることから始まります!
会計・税務・内部統制・開示資料などなど日々情報を蓄えていきます!

人に教えてもらう場合、誰に教えてもらうかという事がひとつ重要な項目として挙げられます。

ビジネスの方法、管理の方法・技術など、いわゆる会社を運営していく上での論理思考や経営管理の手法などについては、社内の人間から学ぶより社外の人間を取り入れて学ぶ方が、納得の行く成果が上げられる場合が多いのではないかと思います。

その理由は、社内の人間から学びを請う場合に、その先生になる人がそれなりのスキルがあるのかどうかという客観的な判断がしづらいからということがあるからです。

社内では比較的専門的な能力が「ありそうだ」という事は推測出来ても、そのやり方が「最善か」は判断がつきません。それに変えて社外で活動している人又は集団から教えを請う方が、客観的に専門的な能力が「ある」という身構えで話を聞く事ができるため、心の中にわだかまりを持つことなく素直に話しに集中ができるのではないでしょうか。

素直に話に集中できれば、後はそれを実践するのみ。せっかく教えてもらったものは自分の中に取り入れて咀嚼して実践しないと意味がありません。

財務・経理でも重要なのは、インプット以上のアウトプット。

管理会計の手法をひたすら勉強をして(インプット)、自分の中で満足するだけでは何の意味もありません。それを実践する(アウトプット)事が重要です。

しかし、例えば経理の新人だとすぐ自分にやりたい仕事が回ってくるとも限りません。そこで、どうするか。勝手にやってしまうことです。

誤解をしないで欲しいのですが、先輩がやっている仕事を奪う事が目的ではありません。さらに本番を行うとも言っていません。例えば、自分が得た何らかのインプットを実践するためには、仮に自分が考えた業務フロー又は分析のやり方を自分の中だけ、つまりローカルな環境で実践を試みること。試しにやってみた事が「あれ、うまくいかない」と感じることもあります。まずは、自分の中で仮の本番をやってみることが重要です。

実際に、仕事を任せてもらっていなくても、これはできますよね。そして、次の段階としては、先輩又は部門、会社に自分のやり方を見てもらうことです。この段階では自分の中では80点くらいのレベルでも良いです。外の意見を聞いてみる事が重要です。

このようにして、自分がある程度のレベルまで業務を持ち上げる事で、周りは「こいつはやる気がある」とその情熱を買い、仕事を与える。仕事を与えてもらうという事は、それに伴う対価があるということ。情熱が最初にきて、後からお金がついてくる。そういうことです。

関連記事
アメーバ 経理業務の需要と供給
アメーバ 疑問を持って行動しよう!
アメーバ 仕事への向き合い方