経理業務の需要と供給 | 財務・経理の実務

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経理は経営管理、会計力はビジネススキル、経営戦略は会計データから…経営は会計を知ることから始まります!
会計・税務・内部統制・開示資料などなど日々情報を蓄えていきます!

今日は現在学生で就職活動をしている大学生や専門学生に対してのアドバイス的な文章を書きたいと思います。もちろん経理希望の方が対象になりますが・・・。


経理というのは一度経験できればその後は比較的安定している職種です。しかしこの安定を維持するためには毎年の法改正に対応したりと常に自分の知識をブラッシュアップしていく必要があります。

これからの経理は不況に強い職種だと思います。

昨今の不況から就職活動に苦慮している学生さんはかわいそうだなと思いますが、まずは雇ってくれる会社を探す事ですが、それに加えて経理を事務という視点で考えないという「意識」も重要だと思います。

経理は実は専門技術のいる職種です。

簿記の技術もさることながら、内部統制、IFRS(国際財務報告基準)、財務分析、M&Aなど他の人にできないものを身に付ける。まずは知識からで良いんです。結局経理は内部統制にしてもIFRSにしても、もちろん簿記にしても一定の<<やり方>>という知識が必要になってくるんです。実務に応用する場合はその基礎知識を具体化する経験が必要ではありますが、知識がなければ経験をしても自分の中に吸収するスピード、理解の度合いが違ってきます。

経理は不況に強いといったのは、需要と供給の関係です。

事務作業であれば需要はあまりないでしょう。しかし、先ほども触れたように最近の経理業務というのはめまぐるしく変化し続けています。

どの会社も新しいこと、初めてやることが目白押しなんです。特に昨今の不況を受けていても、こういった法改正は避けることはできません。つまりこういった法改正を理解している人に需要があるわけです。会社側も経験者を雇う傾向がありますが、経験者はそれだけ給料も高く設定しないと転職はしてくれません。そこで知識はあるけど経験がない新人を採用しようと考える会社もあると思います。

会社は経験者を雇ったとしても新人を雇ったとしても、おそらく内部統制の整備にはコンサル会社を使っています。なので新人さんでもやる気・情熱があれば、コンサル会社の方と共に知識と同時に経験も蓄えることが可能になるのです。

簿記を知っている人はたくさんいます。しかし、連結決算をできる人はそうはいません。

簿記はどの会社でも必要ですが、連結決算が必要な会社は限られています。だけど、簿記を知っている人はたくさんいるので、もし、連結決算をしていない会社へ就職するとすれば、狭き門になってしまいます。

まぁでもここも考え方次第です。

簿記だけできれば良い人というのは、おそらく給与も安く設定されるでしょう。そこで就職を考えている人は勉強代と思って給料が安くても経験ができる会社に就職して経験を積んで、次の会社に進むという考えもありかなと思います。

現在の就職活動はとても厳しくどこもあまり採用が出ていないのも事実ですが、選り好みをせず経験が積めるかという1点からスタートし、経験を積んで次のステップに進むというスキームでも良いのではないでしょうか。


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