「経済学の名著50冊が1冊でざっと学べる」 | EVIL LIVE

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読書の春夏秋冬

著:蔭山克秀(代々木ゼミナール講師)

 

カリスマ塾講師?はやっぱ教え方が上手い感じしますなぁw

さて、独断と偏見でメモ的に書きます。

青文字は基本引用。

 

1.『国富論』アダム・スミス

18世紀まで封建制のために経済学は存在してなかった、ってのは確かに目からうろこ感あるわ。

 

5.『雇用・利子および貨幣の一般理論』ジョン・メイナード・ケインズ

名前だけは…w

この人が「不況だからこそ政府は金ばらまいて有効需要を作らなきゃ発想」の人だったんっすねぇ~

 

14.『隷従への道』フリードリヒ・アウグスト・フォン・ハイエク

(人が自由になるための経済力を奪うので)No!計画経済!ってことは分かったw

 

16.『資本主義と自由』ミルトン・フリードマン

競争資本主義の貫徹こそ公正で自由な社会に導くためのカギ・・・なのは分かるけど、弱者に超厳しいっすよねぇ~

まぁ、それが競争ってやつですけど、弱者が淘汰されまくった世界ってどうなるんやろ?

海外で、子供たちを超甘やかしている金持ちをTVで見たけどこーゆー子たちは成長したらどの立ち位置になるんだろうか?

ビッグモーターの旧経営陣・・・あの副社長みたいなのになったりしてw

マンガではありがちですけど、勉強は出来て(有名進学校出て早稲田大学、MBA取得)性格はクソって現実では稀ですけど、やっぱいるんですねぇw

 

17.『クルーグマン教授の経済入門』ポール・ロビン・クルーグマン

「消費者は多様性を好む」「異次元の金融緩和」「リフレーション(=リフレ。通貨再膨張政策)」…アベノミクスの元となったとか。

でも、異次元緩和は失敗だったことを示唆しているっぽくてやめて~って著者じゃなくても思うわw

大事なのは「生産性・所得分配・失業」の3つだけ。

 

18.『入門経済学』ジョセフ・ユージン・スティグリッツ

「見えざる手など、存在しない(ので適切な規制が必要)。」が有名な人らしいです。

経済学とは「選択」の学問であり、その選択で重要なのが「1.トレード・オフ(何かを得るためには何かを犠牲にしなくてはならないこと)/2.インセンティブ/3.交換/4.情報/5.分配」の5つの概念。

貧富の格差やグローバル経済の格差は自由主義一辺倒では解決できませんよ、ってことを書いてある本っぽい

 

19.『企業とは何か』ドラッカー

この人もオーストリア系ユダヤ人なんっすねぇ~

 

20・『ナッシュは何を見たか――純粋数学とゲーム理論』ジョン・フォーブス・ナッシュ・ジュニア

「囚人のジレンマ」→「ナッシュ均衡」

映画「ビューティフル・マインド」今度観てみようかなw

 

24『人的資本』ゲーリー・スタンリー・ベッカー

「幼女戦記」思い出したわw

 

27.『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」マックス・ウェーバー

資本主義が生まれたのはキリスト教プロテスタント派の道徳のおかげ。とのこと

 

28『資本論』マルクス

自由と平等は、完全に両立させることが出来ない。順を追って目指すもの。

マルクスは社会主義を語っておらず、打倒すべき資本主義社会を分析した、とのこと

個人的に、マルクスは「しくじり先生」でISSAが言った「久しぶりに見たぜ!こんなクズ!」が脳内再生されるw

 

29.『狂気とバブル』チャールズ・マッケイ

「群集心理」を描いた本。

そうだよねー自分が経験ですらしばしば忘れるのに、自分が経験していない歴史から学べないわなぁ…(遠い目)

 

30.「アニマルスピリット」ジョージ・アーサー・アカロフ/ロバート・ジェイムズ・シラー

この本読んでみようかな・・・

ポイントは人間は不合理な行動をしがちであり、経済も純粋な理論だけでは説明が不可能とのこと

 

31.『21世紀の資本』トマ・ピケティ

有名っすねぇ…見かけましたが本が厚いというか太っといって感じです。

r>g(資本収益率(r):不労所得>経済の成長率(g):働いた収入)

から格差がパネぇから金持ちに課税した方が健全、的な?

マキャベリだと思うけど、世襲の財産で働かずに贅沢な生活している国民は害悪、みたいなこと書いてあったなぁ…

金持ちへの累進課税の目的というか下記に書くけど40.がある種、答えなような?

もしくは、情けは人の為ならず?的な?

 

35.『有閑階級の理論」ソースティン・ブンデ・ヴェブレン

有閑階級とは金持ちであるためヒマで、日々を贅沢な消費や社交や娯楽で浪費的に費やしている人々のこと

成功のパラメータが「金銭」である以上、成功者はこぞって「オレは働かなくても財産があるぞ」アピールと無駄で高価な物を見せびらかしに努めなければならない。

つまりは「職業的なヒマ人」か。大変だな有閑階級。現代大衆のブランド信仰も、彼らを規範としたせいだな。

今後、それっぽい人を見かけたら知的に「有閑階級の人か」とか思って見るテストw

大量のエルメスのバッグチャームをインスタとかSNSに上げている連中とかは、マジでそれっぽい気がするw

 

40.『ゆたかな社会」ジョン・ケネス・ガルプレイス

通念…正しいか正しくないかにかかわらず「受け入れられる性質を持っているために尊重される観念」

「通念」はガルプレイスさんの造語らしいっす。問題は正しくない時ですよね~

教育投資は、主に公共でやるしかない。なぜならいい仕事に就くために、自分に教育投資するぞ」と思っても、まだ収入がない時期にはお金ないし、企業は人材流出のリスクを恐れ社員教育に金をかけたがらない。

17.でもあったけど…そっから、一つ抜ける形だけど…今の経済で大事なのは生産じゃなくて「所得と雇用」

ポイント:19世紀以来の古典派経済学を脱し、「ゆたかな社会」を説明する経済学へシフトした画期的著作

 

41.『消費社会の神話と構造」ジャン・ボードリヤール

ポイント:「消費社会」の構造によって人間は「豊かさ」や「幸福」から切り離されている

 

42.『ムハマド・ユヌス自伝」ムハマド・ユヌス

なんか漫画「ダブル・フェイス」っぽいリアルな貧困のない世界を目指す物語。

バングラデシュって女性差別(「バルダ」って風習)がひどいんっすねぇ…しらなかったわ。

 

43.『貧困の克服』アマルティア・セン:アジア人初のノーベル経済学賞受賞者

ポイント:人間の”生存・生活・尊厳”が守られて初めて、社会は豊かになっていく

 

44.『大脱出』アンガス・スチュワート・ディートン

安易な援助の危険性とは?ODAのモラルハザード。

援助の一番まずい点は、税金以外の巨額の収入源を、その国の政府に与えてしまうこと。

援助の弊害の項目だけ読んでみようかなw

 

46.『ゼロ・サム社会』レスター・サロー

まぁ、簿記の貸借対照表も左右がつりあってゼロになりますしね。

 

47.『ソロスの錬金術』ジョージ・ソロス

だろうな、って思ったけどこいつもハンガリー系ユダヤ人かよw

「弱い国をカネの力で圧し潰す」スタイルの「史上最強の相場師」NYの錬金術師。

「市場は常に間違っている」って持論はユダヤ商人っぽいなぁw

 

49.「貧乏物語」河上肇

青空文庫でもあるそうなので、今度読んでみようかな

 

50.「隷属なき道」ルドガー・ブレグマン

現代社会の生産能力は有り余っており、もはや必需品を生み出すための生産ではなく雇用を維持するための生産になっている。

もう福祉も長時間労働もいらない。必要なのはベーシックインカムだ。

お金を直接貰える保証、これに勝る処方箋はない。詰んだ気分を払拭して、生活を真に豊かにしよう。ってのを訴えているっぽいです。

極めて緻密な法整備がいると思いますが、賛成したいわぁw

43.のポイントも満たせそうですし。