ふざけた顔のくせに強敵の一体。ウルトラマンダイナ第8話に登場した、催眠怪獣バオーンの紹介です。
ソフビはリアタイ放送中のもの。けっこう硬い。
貰い物の一体なんですが、色ハゲなどもなく、とても綺麗なままで残っている。
正面。
豚? 猪? とにかくそっち系の哺乳類顔。体はぶよっと垂れ下がっていて、何か気怠そう。モチーフに捉え所がない、面白いデザインですね。
首周りなんかは、赤ちゃんの服のフード周りに付いているピロピロみたいで可愛いです。
横。
尖った部分がなく、ゆるキャラのようなでっぷりとした膨らみ。足や手の指のぶよっと感が凄い。
本編では、目が光ってるからか、もう少し活発な印象のあるバオーン。
このソフビでは、本当に眠そう(笑)
背中。
重そうです。
この背中で一度、ダイナを押しつぶしそうになっていた。
顔のアップ。
眠そうな目の塗り分けが見事ですね。
耳? は中が抜かれていないんですが、細さを考えると仕方がないようです。
顎の下に髭? が生えていたりと、生物感があってよくできている。
口の中が流れていて、舌も造形。
口の中それ自体はシンプルな構造ですが、凝っているのがわかりますね。
可動は両手だけ。
なぜだか右手がピースしている。
こうして両手を持ち上げると、一人ジャンケンをしているようでもあります(笑)
気をつけーっ!
肩周りのでっぱりに干渉されて、腕の可動もそんなに広くない。まぁ、そこまで激しい格闘をするタイプでもないからなぁ。
いえいっ☆
可愛いですね。まさにブサカワ。
こいつが能力的には超強いってんだから面白いよね。
左手は体の方に手のひらを向けているので、
ウルトラマンに内緒話。
街中においてみると、異物感がけっこう凄い。
ウルトラマンダイナ、颯爽と登場!!
ぐぇーっ。
怪獣がぼんやりしているうちに、拳を叩き込む。
しかし、ぶよぶよに阻まれて効いた様子はない!
ならば剥き出しの鼻にチョップ!
ちょっと驚いた様子のバオーン。
思わず、ホルンのような鳴き声を響かせてしまう。
おっと、どうしたダイナ!
バオーンの声を聞いたダイナの様子が変だ。
暫くは耐えるかのように首を振っていたが、やがて何もかも諦めたように……
寝た。
バオーンの鳴き声には催眠効果があり、ウルトラマンのような超人でさえもそれに抗うことはできない。
眠ってしまえば誰も攻撃できないということで、スーパーGTUSからは、「史上最強の怪獣かも知れない」と評されていました。
いいかげんにしなさいっ。
ソルジェント光線で牽制するダイナ。
ビックリするバオーン。
なんか、調子狂うなぁ。
熱血漢ダイナには、一番やりにくい相手かも知れませんね。
さて、遠く離れた宇宙で。
最強の怪獣を配下にすることを目的に、宇宙のあちこちを彷徨き回っているベリアル。
地球に、「史上最強の怪獣」がいるということを知り、やってきた……
えっ? コイツ?
さすがのふざけ顔にベリアル陛下も唖然とするしかなかったそうな。
色んなウルトラマンとの組み合わせが楽しいですね。
大魔神怒る!!
何をやっても怒りを宥めてくれない!
そこで…
バオーン。
zzzzzz……。
寝た。
さすがは史上最強の怪獣。
ただ、本人にそれほど邪悪さがなさそうなので、
こんな感じで、癒し枠に置いておきたい怪獣ですね。
見た目と能力的脅威のギャップが激しいバオーン。
ウルトラ怪獣って、特に初期にそんなやつ多いですよね。えっ? こいつが? って怪獣がめっちゃ強かったり。見た目で判断できない怪獣が多かったからこそ、ウルトラ怪獣の広がりってあったような気がする。新マンのヤメタランス同様、一見するとふざけているようにしか見えない、しかしそれでいてとんでもない脅威にもなり得る。設定やストーリーの中で活きる怪獣。こういう怪獣が出てくる話を観るのは楽しいです。