『ゴジラVSキングギドラ』の、いわゆるギドゴジ。
以前発売されていたものを、彩色新たに再販したものです。
アマだと、けっこう安くで買うことができます。
昨日届いたんですが、尻尾部分に明らかに初期不良と思しき剥げがありまして、返品手続きしたら翌日に代替品を送ってくれました。仕事の速さにビックリ。
正面。
どっしりとした下半身。しっかりした直立態勢。
前から見たら、非常に奇麗な二等辺三角形になっているんですね。
横から。
これぞ平成ゴジラ！！ って感じのシルエット。
非常にバランスが良いですね。
反対側。
表面のディテール処理も、肌理細かで良いですねえ。
元々売られていたものより、色が若干明るくなっているそうで、表面の作りこみもより分かりやすくなっています。
背中。
背鰭の塗装の仕方も若干変更されていて、上部分をチョンチョンと筆塗しているような感じです。
それが一応、尻尾の先端まで続いている。
ムビモンで尻尾の先端まで塗られているのは、嬉しい！ 快挙！！
顔のアップ。
他の平成ゴジに比べて、頭頂が尖り気味なんですよね。
怒りを湛えた瞳が良い。瞳はけっこう奥まっていますが、ムラのない塗分けが見事です。
横顔。
耳もちゃんとある。
口の中は肉抜きされていませんが、こちらの塗分けも巧みです。
怪獣ソフビは顔が命。眼がアサッテの方向を向いていて焦点が合わない、なんてことは全然ありません。感情すら伺えて、素晴らしいですね。
正面からだと、鬼のような面構えにも見える。
平成ゴジラはやっぱり、哺乳類顔なんですね。
ここまで怒りをあらわにした表情は、爬虫類や恐竜ではできないらしいです。
可動は四肢のみ。
８４ゴジ、デスゴジにあった首の可動は、これではオミットされています。
ゴジラは、市街地の中にいてナンボですね。
平成ゴジラは目の中に明確な怒りが分かるから、「進撃する破壊神」のイメージがとても強い。
特に、ギドゴジのように明確な人類の脅威的立場にあるゴジラは、破壊された建物との親和性がありますね。
アオリでも寄りでも、それなりに画になる。
どの画角からでも、はっきりと目が見えるのが良いですね。
ビルに手をかけるゴジラ。
この階数だと本来はもっとビルの方が低いのでしょうが、ビルの壁をがらがらと崩れ落とす感じは出ているのではないでしょうか。
『VSキングギドラ』の市街地のセットは凄かったですよね。
個人的には、『VSキングギドラ』の特撮が、平成ゴジラの中では一番好きです。
ゴジラ目掛けて飛来してくるギドラの主観視点など、ダイナミックなカメラワークも楽しかった。
キングギドラと並べて。
良い対比。イメージ的には、ギドラの方がもう少し大きいくらいが理想的ですが。
向かい合わせると、ちょっと体高差がね……。視線は合うんですけどね。
台を置いて、ちょっとギドラを上にしてみた。
「お前にだけは、絶対に負けない！」
キャッチコピーも最高でしたね。
アーツとの比較。
ギドゴジのアーツは、モンアツゴジラの中でも特に良く動く一体。
可動については比べるべくもありませんが、造形はそれぞれにギドゴジの特徴を抑えており、どちらも非常にカッコいい。
現行規格の８４～平成ゴジまでを並べてみた。
ギドゴジのシャープなカッコよさに痺れます。
ムビモンのゴジラの中でも、相当にお気に入りの一体です。
前に売ってたやつを買い逃して、ずっと悔しい思いをしてきたんですよ。
再販してくれて、しかも彩色を一新して、よりシャープな印象に仕上げてくれて、とっても嬉しいです。
今年のモンアツは、とにかく豊作だった去年に比べると、ちょっと大人しめのスタートかな？ という印象なんですが、ここぞいう時に、ニクい再販をかけてくれます。塗部分も尻尾の先端まで行くなど、おつ！！ と思わせてくれるところがあって、今年のムビモンの動向については、やっぱり注視の対象って感じですね。まずはこのギドゴジが手に入って、本当に良かった！