記念すべき100体目は、この前のタガヌラー。
記念すべき101体目は、『ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち』に登場した、宇宙有翼骨獣ゲランダです。
だいぶ前にリサイクルショップでレスキューして以降、レビューが先延ばしになっておりました。
現行サイズのソフビだと、翼を折りたたんだ状態でのゲランダがラインナップされていますが、造形的にも、彩色的にも、この旧規格版が圧倒的におススメです。
正面。
この彫りの深さよ!
引きで観たら、劇中のモノホンと見紛いそうな渋さ。めちゃくちゃカッコいい。
今回、写真のためにあれこれ動かしてみたんですが、ガチ惚れしました。
横から。
どっしりとした下半身。ボリュームのある上半身。
上半身の輪郭は、ウルトラマンティガに登場したガゾートを髣髴とさせます。ガゾートを外骨格にして翼を与え、より怪獣然とさせた感じかな。
頭部がぐっと前にせり出しているのも良いですよね。
怪獣デザインとしては、かなりユニークだと思います。
骨格風の怪獣の中でも、宇宙生物感が強い。
後。
このソフビは本当に塗分けが見事。
翼の先端に吹かれた青色も、実に鮮やかです。
骨の狭間に除く青とは色が違う。旧規格は色の使い方が多彩で、そこが魅力ですね。
前をアップで。
真っ赤な目。
ゲランダは基本、口を閉じたタイプでの立体化が多いように感じられます。
口開けタイプは中々いかつくてカッコいいので、その形でも立体化して欲しいですね。
しっかし、本当に塗分け細かいな。
目の塗とかに、一切のムラがないんですよね。
あと、やっぱりゲランダ含めて骨格怪獣はディテールの「重なり」の妙が魅力ですね。
特に頭部は情報量多い。
正面からの眼差しも、きりっとしていて最高ですね。
さて、可動ですが、尻尾と翼がダイナミックに動く。
足は固定。
腕は骨格部分が干渉するので、あまり動きません。
翼の角度によって、印象がかなり変わるのがゲランダですね。
ここまでガバっと広げると、機動性に富む感じがしてくる。
完全な左右対称ポーズではなく、足が多少なりとも前後している。
足固定のソフビは、こうしたところで動きを見せてくれる。
翼の左右で角度が違うのも、旋回や武器に使っているようで、猛者感が出ますね。
四肢が固定されても遊べるもんだなあ。
ぐわっと翼を持ち上げてみる。
うーん、これも中々良い……。
月面に到達したゲランダ。
ここでダイナとの戦闘になるんですが、相当強かったですよね。
ぐんぐん進軍している感が良いですねえ。
暗い宇宙空間をイメージしてみた。
ダイナとの戦闘。
地球に行かせてなるものか――!!
睨み合う両者。
ダイナのカラーリングに対して、ゲランダが抑制された色遣いに見えます。
劇中では宇宙空間の黒に骨の狭間の色が溶け込んで、より陰影が際立っていました。
拳がヒット。
横は長いけど、体高的には低め。
拳ブチ当てようと思ったら、ちょっと屈み気味になりますね。
翼の一振りで吹っ飛ばされるダイナ。
ソルジェント光線!!
しかし強靭な外骨格を持つゲランダには、まったく効果がない!
何食わぬ顔で進軍を続けるゲランダ。
ウルトラマンダイナに、奴を止めることはできるのか!?
大ピンチのダイナに、さっそうと登場するデッカー。
立ち上がれ! 二人のウルトラマンD!
ゲランダは映画に登場して以降、テレビでは見ることはなかった。
にも拘わらず人気があったからか、ソフビ化には恵まれていました。
大怪獣バトル期含めて3回ほどソフビリリースがあったそうですが、翼の彩色的に、これは最初期に発売されたものだと思われます。
最初で、このクオリティですからね。本当にヤバいですね。
中々レビューする機会がなかったのですが、ようやっと紹介できました。今でもリサイクルショップなどでそれなりに出回っていると思います。このゲランダの良いところは、どのリリーズ時期のものを買っても、満足できる造形であること。塗が省略されまくった現行版と同じくらいの値段でも売ってることがあるので、見つけたら、迷わずレスキューですよ!!